ビーレフェルトのフォーメーションは4-2-3-1で、奥川が低めのトップ下で堂安が右SHで先発。対するヘルタは3-4-1-2の形でスタート。
試合はホームのヘルタが優勢で進行するが、前半10分にビーレフェルトがCKから完全にドフリーだったCBのニルソンがヘッドもバーの上という決定機。ヘルタもコルドバがブルンナーのマークを跳ね返してターン、そのまま持ち込んでシュートというチャンスを作ったが、前半はスコアが動かず。
後半からはビーレフェルトが4-1-4-1に変わって、奥川がインサイドハーフに移る。すると後半4分、堂安が右サイドからドリブルで突破を仕掛け、後ろから手がかかったように見えたが審判はノーファール。9分には堂安のCKからピーバーが完全ドフリーでヘッドもGK正面。
28分には奥川が怪我をしたタイミングで交代。その後は局面でガツガツと競り合う激しい展開になり、35分過ぎにはビーレフェルトが完全に自陣で守り切る形にシフト、39分には堂安もベンチに下がる。
終盤にはヘルタが強烈なミドルを放つも、ビーレフェルトGKコルドバが鋭い反応でセーブして事なきを得る。そして4分間のロスタイムもビーレフェルトはほとんど攻めずに守り倒し、狙い通りにアウェイで0-0のスコアレスドローで終わった。
ビーレフェルトの残り試合はホッフェンハイムとシュツットガルト。どちらも何かの出場権がかかっているチームではないので、是非とも勝利はしておきたいところ。とは言え、ブレーメンとヘルタの残留争いライバルも似たような相手なので、最後までもつれそうな様子である。
奥川はほぼ守備しかしてなかったし、堂安も片手ぐらいのプレイ機会があっただけで、守備に回っているか前線で相手と競り合ってマイボールにするかの仕事だけだった。久保だったらチームが叩かれるところだが（笑）、ドイツでもスペインでも残留争いは過酷な現実との戦いである。
