「マルセイユは欧州戦入りに望みをつなぐ逆転勝利、長友は先発で意地を見せたか?」フランス・リーグアン第34節 スタッド・ランス-オリンピック・マルセイユ

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現在6位でヨーロッパ・カンファレンスリーグ入りに可能性が残るマルセイユは、11位のスタッド・ランスとアウェイで対戦。マルセイユのフォーメーションは3-1-4-2で、長友が左WBで先発復帰、酒井は怪我のため欠場している。対するランスは4-1-4-1の形。

試合は序盤から右サイドでの攻防が多く、長友は積極的に高い位置を取っているがボールに絡む回数は少ない。たまに前向きでボールを持っても、対面のドゥクレにもスピードがあって結局後ろにボールを返すシーンが多い。

どちらも守備の戻りが速くて互いに決定機が作れない中、前半38分にランスはCKからエンブクがドンピシャのヘディングを決めて先制する。しかしマルセイユも、前半41分にワンツーで抜け出したトヴァンの折返しをパイェが冷静に流し込んで同点。さらに45分、中盤でボールを奪ってパイェのクロスをミリクが押し込んで逆転。

後半からはランスがグッと前に出て来てマルセイユが守る展開。後半3分、珍しくサイドに開いた長友にサイドチェンジのパスが送られるが、ボールが伸びてしまって追いつけず。

しかし後半も15分を過ぎるとマルセイユが再び盛り返し、ミリクやリロラが決定的なチャンスを迎えるも決められない。逆に22分にはランスがカウンターからディアが抜け出しGKと1対1になるが、シュートはDFペリンの足に当たって枠を外れる。

すると後半24分、マルセイユのロジェがドリブルで切れ込んだところにランスのCBファエスがスライディングで突っ込み、2枚目のイエローで退場、36分には右サイドを崩して最後はロジェのニアゾーンからのパスをパイェが蹴り込み3点目、これでマルセイユはかなり楽になった。

後半34分には右から流れたボールを長友がミドルも大きく枠を外れる。その後はマルセイユが危なげなく試合をコントロール、5分のロスタイムもスコアは動かず1-3で試合終了。これでマルセイユは6位キープ、ヨーロッパ・カンファレンスリーグの5位まで勝ち点1となっている。

長友については、守備ではまずまず無難な働きを見せたが攻撃ではオーバーラップをしてもあまりボールをもらえず、チームからの信頼度が低い現実を見せつけられた。今期で契約終了と噂されているが、今からそれを覆す活躍は難しそうだ。

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