「フランクフルトの長所を上手く消されて痛い敗戦、鎌田もわずかな輝きに留まる」ドイツ・ブンデスリーガ第31節 レバークーゼン-フランクフルト

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現在7位のレバークーゼンと、4位フランクフルトとの大一番。フランクフルトは3-4-2-1のフォーメーションで、長谷部はボランチで、指の怪我で出場が危ぶまれた長谷部もトップ下で先発。対するレバークーゼンは4-2-3-1の形。

試合の序盤は、レバークーゼンがフランクフルトの中盤に激しくプレスを仕掛け、前半4分には長谷部のバックパスから相手に奪われ、GKトラップの好セーブで失点はしなかったものの決定機を作られる。

その後も、レバークーゼンがコスティッチの裏のスペースを基点にボールを支配してフランクフルトの攻撃を抑え込む。フランクフルトはボールを奪っても、コスティッチやアンドレ・シウバら前線の選手にマンマークを付けられているので基点が作れない。長谷部がビルドアップ時にDFラインに下がり、相手3トップのプレスを避けるようになると、ようやく試合が落ち着き始める。

が、フランクフルトはバルコクが基点になれず、コスティッチもマークで封じられ、逆に右サイドはベイリーのスピードに対面のドゥルムが苦戦、前半の終わりにもレバークーゼンが連続攻撃を仕掛けるが、フランクフルトはGKトラップが当たっていて無失点でしのぎ、前半を終了する。

後半開始早々、長谷部の縦パスからアンドレ・シウバが抜け出し、鎌田が中で合わせるがわずかにゴール右に外れる決定機。しかしレバークーゼンもその後に2度の決定機を作るがどちらも外れる。

すると後半25分、レバークーゼンがフランクフルト陣内でボールを回し、右サイドからのクロスにベイリーが抜け出し、鎌田がカバーに行くが間に合わずファーから押し込まれてレバークーゼンが先制する。

フランクフルトはここで長谷部らを下げて、ユネス、ヨビッチ、チャンドラーを投入するが、そのユネスがPA内で強引なシュートを打って相手に当たったところからカウンターを食らい、最後はベイリーのパスにアラリオが抜け出し上手く流し込み2点目。

フランクフルトは後半45分にツーバーのクロスにアンドレ・シウバが頭で合わせて1点を返すが、ロスタイムにデミルバイのシュートがDFに当たってレバークーゼンが3点目、これで勝負あり。フランクフルトはこれで4位交代、5位ドルトムントとの勝ち点差も1に迫ってしまった。

フランクフルトはバルコクがあまり役に立たず、アンドレ・シウバと鎌田では前線の基点不足、サイドはコスティッチがターに封じられ、ドゥルムはベイリーに完敗と、攻撃の要を抑え込まれた完敗。長谷部と鎌田は比較的孤軍奮闘はしていたが、この試合はレバークーゼンを褒めるしか無いだろう。

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