「単なる天才から有能な労働者へ順調な成長を見せている久保」スペイン・リーガエスパニョーラ第32節 バルセロナ-ヘタフェ

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レアル・マドリーとの試合では出番が無かった久保は、ミッドウィークに行われたバルサ戦で2試合ぶりの先発復帰。

ヘタフェのフォーメーションは4-1-4-1で、久保は右SHで先発、後ろの右SBにククレジャが入る珍しい形。対するバルサは3-1-4-2でメッシとグリーズマンの2トップ。以降、久保のプレイを中心にピックアップ。

  • 開始早々、メッシがグリーズマンからのパスを受けてワントラップシュートがクロスバーに当たる決定機を逃す。
  • 前半4分にあっさりブスケツのスルーパスにメッシが抜け出し、ヘタフェGKソリアの手を弾き飛ばしてのゴールを決める。
  • 前半10分、右からのクロスに久保が中へ飛び込んでミンゲーサと競り合いながら足に当てるが枠外。
  • 前半12分、久保がボールを持って左サイドに流れ、ククレジャとパス交換で最後はククレジャのクロスをアンヘルが当て、それがラングレに当たって入るオウンゴール。
  • 前半16分、左サイドライン際でミンゲーサを股抜きして体を入れたところで倒れ、ファールを取ってもらえず。
  • ここまでせっかくコンパクトな守備で耐えていたのに、28分にチャクラがバックパスを直接自ゴールに蹴ってしまい、まさかのオウンゴール。
  • 前半31分、久保がプレスバックでボールを奪い、ドリブルで左へ抜けたがその後のパス交換で久保がトラップミスをしてボールを奪われる。
  • 前半34分、ヘタフェゴール前に上がったボールをメッシがダイレクトボレー、ボールはポストに当たったがメッシ自身が流し込んでバルサが3点目。
  • 後半からククレジャが下がって左SBにコフィが入る。久保は前半と同じ左SHのポジション。
  • 後半5分、久保が上手くサイドチェンジからトラップで抜け出し、いったんキープしてからクロスも相手に当たってCK。
  • 後半12分にコフィからパスをもらって左サイドを抜け出すも、中を閉められバックパス。
  • 後半22分、久保が高い位置でボールを奪い、左からのクロスを受けたウナルがアラウーホに足を踏まれ、VARでPK獲得。これをウナルがきっちり決めてヘタフェが1点差。
  • 後半31分、久保がプレスをかけてミスを誘い、最後は久保がアウトで折り返すも相手にカットされる。
  • 後半42分、メッシのCKからアラウーホがニアでドンピシャのヘッドを合わせて4点目、これで完全に勝負あり。
  • ロスタイムはPA内に抜け出したグリーズマンをチャクラが倒してPK、ダメ押しの5点目が入って試合終了。

久保は最初こそ守備が遠慮がちだったが、プレスバックで何度かボールを奪うようになると何かスイッチが入ったようで、その後はククレジャが乗り移ったかのように走り回るようになった。

まだ守備から攻撃への切り替えという点では物足りないが、守備面では順調に労働者への道を歩んでいるように思う。スピードとフィジカル、得点力に限界がある久保にとっては、最終的にビッグクラブで生きる道はインサイドハーフしか無い。レアルで狙うはモドリッチの後釜だからね。

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