「南野はデビューを飾る見事な左足ゴール、しかしチームは守備が決壊して9人を崩せず」イングランド・プレミアリーグ第23節 ニューカッスル-サウサンプトン

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冬の移籍マーケットが閉まるギリギリでサウサンプトンへの電撃レンタル移籍が決まった南野。早速リーグ戦で4-4-2の左SHとして先発。対するニューカッスルは4-3-3のフォーメーション。

試合はホームのニューカッスルがややポゼッションで優位に立つ流れ。相変わらず南野はSHというよりはトップ下的に中に入ったポジショニングで、2トップの左に位置するアダムスがサイドに流れる形が多い。

先制したのはニューカッスル、前半16分にサン=マクシマンがベドナレクに競り勝ってサイド突破、折返しをウィロックが合わせてゴール。19分には南野が左で受けてカットインから初シュートも相手に当たる。

その後、2度ほどサウサンプトンに惜しいチャンスはあったのだが、26分にシュートに足で防ごうとしたベドナレクの股間をボールが抜けて、ボールがそのままゴールに入ってニューカッスルが2点目。

と思ったら、前半30分にトップ下の位置から左サイドへ流れ、パスを受けてワンタッチで反転して抜け出し、そのまま思い切り左足を振り抜きGKのニアを撃ち抜くシュートを決めて、サウサンプトンでの初先発で初ゴールを決める。しかしセインツはロスタイムに守備陣のミスから3点目を決められる。

後半早々にもシュートミスにはなったがニューカッスルに決定機があって、これはいったい何点入れられるのかと思いきや、後半3分にウォード=プラウズがゴラッソな直接FKを叩き込んで1点差に追いつくと、5分には南野を引っ張ったファールでヘンドリックが2枚目のイエロー、退場となってしまう。

当然、そこからはセインツが支配してニューカッスルが守る展開になるが、強い雨が続いてボールが走らず、なかなか南野が生きるパスサッカーが出来る流れにならない。16分には南野のサイドチェンジが飛ばずに、相手にカットされてカウンターを受けてしまう。

セインツは後半18分に、イングスのシュートがゴールポストという決定機も跳ね返ってGKキャッチ。20分には南野がPA内で絡んでゴールもイングスがオフサイドと、セインツは2度の決定機をものに出来ない。

さらにニューカッスルは後半33分にCBのシェアーが怪我で退場、既に交代枠を使い切っていたたまに9人となる。後半44分にはGKが飛び出した後を狙ったシュートはゴールライン上でクリアされる。そして6分のロスタイムにも点を奪えずそのまま3-2で試合終了。

南野はデビュー戦ゴールという申し分無い結果で、ボールを奪うと2トップが前に飛び出すサッカーのセインツにあって、その後に出来たスペースをフォローする南野のプレイが上手くはまっていて、このままレギュラーに定着しそうだ。

ただ、前半だけで3点も取られたビルドアップのまずさはかなり不安。デビューは良かったが逆にチームは下降線になって、吉田のようにスケープゴートにされてしまわないか、今から心配してしまいそうな内容だった。

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