「エイバルはカンプ・ノウで歴史的な勝ち点獲得、乾と武藤はしっかり守備で貢献」リーガ・エスパニョーラ第16節 バルセロナ-エイバル

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クリスマス休暇明け、メッシが負傷欠場のバルサと、乾が先発したエイバルの対戦。バルサはブライトバイテとグリーズマンが2トップに並んだ3-1-4-2、エイバルは乾が左SHに入った4-2-3-1。

試合開始7分で、PA内でアラウーホがセカンドボール争いで挙げた足を引っ掛けられてVARでPK、これが決まっていれば試合は大きく変わったはずだが、ブライトバイテがこれを左に外してしまいノーゴール。

その後は当然ながらバルサがボールを支配するのだが、エイバルはバルサの3バックに1トップと両SHがプレスをかけ、べったり引くような守備はしない。その分、バルサのWBであるフィルポとデストが浮くのだが、ある程度見捨ててしまっている形。

しかし前半25分にフィルポのクロスをブライトバイテが決めるもVARでオフサイド。その後は完全に試合は膠着状態、前半42分にグリーズマンのシュートはあったが威力無く、エイバルGKドミトロヴィッチが難なくキャッチして試合は後半へ。

バルサは後半から右WBにデンベレを投入し、フォーメーションを4バックに変更。早速、そのデンベレ、ピアニッチ、グリーズマンと立て続けにシュートを放つが得点には至らず。さらに後半11分、ペドリからのミドルパスに抜け出したデンベレがシュートもドミトロヴィッチが1対1できっちりセーブ。

逆に後半13分、アラウーホがボールの処理に迷ったところをキケ・ガルシアに奪われ、そのままドリブルで持ち込まれてバルサGKテア・シュテーゲンが飛び出すも、シュートをうまく流し込まれてアウェイのエイバルが先制する。

後半19分、前残りをしていた乾がカウンターからドリブル、乾自身がシュートを打てた場面だったが時間を作ってキケ・ガルシアにパス、シュートは枠を外れる。しかし後半23分、フィルポがコウチーニョのワンツーで抜け出し、クロスをファーサイドでフリーになっていたデンベレが決めて同点。この場面、乾は守備に戻れてなかった。

バルサはデンベレにボールを集め、26分にはデンベレのクロスをドミトロヴィッチが弾いたボールにブライトバイテが詰めたがボールは枠を外れる。後半28分にはキケ・ガルシアに代わって武藤が1トップの位置に入り、早速サイドでのキープから乾のドリブルに繋ぐ。

しかし武藤はその後ほとんどボールを触れず前線でアバウトなロングボールに競り合うぐらい。圧倒的に攻めるバルサは、後半40分にコウチーニョ、ペドリと決定機を作るが決められない。ロスタイムには武藤が単独ドリブルもパスを選択、相手にカットされる。

後半ロスタイムにコウチーニョが足を怪我して10人になってしまったバルサは、トリンコンがPA内をドリブルでスルスルと抜いてシュートもわずかに枠外、そしてそのまま1-1のドローで試合終了。エイバルはカンプ・ノウで史上初の勝ち点を獲得した。

乾は、ボールが来たときにはキレのあるトラップとドリブルで対面のミンゲサを翻弄するシーンもあったが、いかんせんそういう機会は少なくほぼ守備での貢献が目立った感じ。武藤も最後はシュートを打って良かったよね。

さて今年の更新もこれが最後。ここに来て仕事が忙しくなり、何とか寝る前に試合を見るだけでサッカーニュースを追う時間も無くなってしまっていますが、来年もお付き合いしていただければ幸いです。では皆さん良いお年を!

 

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