「大迫が久々の先発で先制アシストも、結果は大量失点で持ってなさを露呈」ドイツ・ブンデスリーガ第9節 ヴォルフスブルク-ブレーメン

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今期に入ってからはずっと調子が上がらず、スタメンの座をサージェントに奪われ、冬の移籍市場で放出するのではと言われている大迫が、サージェントの怪我によって久々の先発復帰となったこの試合。ブレーメンのフォーメーションは3-4-2-1で大迫は1トップの位置に入った。

代表戦も含め、今年に入ってからは大迫自身の調子が上がらず、得意のポストプレイも安定せずに限界説も出て来る状況だったが、この試合では足元にピタリとボールを収め、前半13分には左サイドの高い位置でボールを奪ってから、ビッテンコートにクロスを合わせるアシストを決めるなど、久々にキレのある動きを見せていた。

しかし、その先制点によってヴォルフスブルクのモチベーションに火が付いてしまい、その後はブレーメンが自陣に押し込まれてあっという間に逆転を許してしまう。ブレーメンも36分にCKからメーヴァルトのゴールで追いつくが、その直後にまた失点して前半を折り返す。

後半3分に、ブレーメンは大迫のポストからのクロスが相手に当たってオウンゴール、3-3の同点に追いつく。その後はヴォルフスブルクが変わらずボールを支配するもブレーメンの守備を崩しきれず、しかしブレーメンもあまり効果的なカウンターが出せず膠着状態。後半24分にPA内で大迫がクロスを受けるも、シュートまで行けずクリアされてしまう。

そして後半32分、ヴォルフスブルクは右サイドの崩しからフリーになっていたウェクホルストがヘディングを決めて逆転。ブレーメンは35分にメーヴァルトが2枚めのイエローで退場、45分にはダメ押しの5点目を決められ試合終了。

試合には負けたとは言え、ポストプレイの正確性やパスの判断を見ても、大迫が好調時のレベルに近づいているのは確か。もっとも、それがクラブでの結果に繋がらない不幸も相変わらずで、果たしてクラブでの契約継続に繋がるのかどうか。先発のチャンスをもらえている間に、アシストだけじゃなく得点という結果が欲しいところだ。

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