「武藤と乾の日本人2トップで今期初勝利!」スペイン・リーガエスパニョーラ第5節 バジャドリード-エイバル

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ここまで開幕4試合でわずか勝ち点1のエイバルは、先発を大幅に入れ替えてのアウェイ・バジャドリード戦の臨んだ。武藤は前節に続いての先発で1トップの位置に入り、乾が何とトップ下の4-2-3-1というフォーメーション。

試合はホームのバジャドリードがペースを握り、元エイバルのオレジャーナにボールを集めて7割のポゼッションを記録すると、早速前半10分に右からの折返しに入り込んだオレジャーナがシュートもエイバルGKドミトロヴィッチが足で防ぐ決定機。

20分ごろから、ようやく武藤が前線で基点になって後ろが押し上げる形が見え始めると、後半25分にエイバルのCKで浮いたボールをブルゴスがクリア、そのボールがエル・ヤミクの手に当たったというVARの判定でPK、これをブルゴスが決めてエイバルが先制。

その後はエイバルのほうが勢いに乗る展開だったが、37分に左サイドへオフサイドギリギリに展開され、そこからの折返しをフリーになっていたトニ・ビジャにコントロールショットを決められ同点。前半ロスタイムに乾のクロスから武藤が合わせるもヒットせず。

後半早々、トニ・ビジャの切り返しにエニャウトが足を引っ掛けてしまいPK、しかしグアルディオラのキックをドミトロヴィッチがギリギリで弾くスーパーセーブ。さらに後半6分に乾のミドルが相手に当たり、浮いたボールを武藤がボレーも芯に当たらずゴールの枠を大きくそれてしまう。

エイバルは後半17分にキケ・ガルシアと武藤の2トップに変更、乾が本来の左サイドに移る。これで乾にリズムが出来てエイバルのペースかと思ったら、28分にパパ・ディオプが相手の足を踏んづけたプレイで一発レッド、これで万事休すかと思われた。

武藤を下げて4-4-1に変更、エイバルはひたすらゴール前を固める展開になるかと思いきや、相手のハンドから至近距離でFKをもらったり、乾がスペースをもらってイキイキとプレイしたりと、エイバルのリズムは悪くない。

すると後半45分、左サイドに流れたキケ・ガルシアからアルバレスにスイッチ、クロスにDFの背後から飛び込んだケビン・ロドリゲスがヘディングを決めてエイバルが勝ち越し。ロスタイムは6分もあったが、ビジャレアルは単調なパワープレイをするだけでそのままエイバルが逃げ切り、今シーズン初勝利を飾った。

乾はトップ下の位置では守備面での貢献が主だったが、サイドに移ってからは本来の攻撃力を取り戻し、終盤の攻勢に一役買っていた。武藤はパスやシュートといった直接的な攻撃力こそしょぼかったが、前半の途中からはスペースへと精力的に走って何度も有効な基点を作っていた。プレミアだと圧倒的にフィジカル負けしていたが、スペインなら問題は無さそう。ビジャレアルのエメリ監督とは違って、これからも出番は着実にもらえそうだね。

 

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