「鎌田は1ゴール&ほぼアシストで全得点に絡み、これまでと違う成長を見せる」ドイツ・ブンデスリーガ第3節 フランクフルト-ホッフェンハイム

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なんと第2節で、現在世界最強、公式戦23連勝中のバイエルンを4-1で葬り去って世界中の話題をさらったホッフェンハイム。開幕から2連勝で首位スタートのチームをフランクフルトホームに迎えた第3節。フランクフルトは3-4-1-2のフォーメーションでトップ下に鎌田、リベロに長谷部が先発。対するホッフェンハイムは3-1-4-2の形。

フランクフルトも勝ち点4と好スタートなのだが、その要因はドスト、アンドレ・シウバの2トップが開幕から好調で、ボールを奪ったら素早く2トップにボールを入れて、そこを基点にして鎌田がフォローするコンビネーションが非常に良い。

しかし先制したのはホッフェンハイム。中盤をドリブルで突破され、ラストパスを受けたクラマリッチに長谷部がカバーに行ったのだが、深い切り返しに反応できず、長谷部の体に当たったボールがゴール角に飛び込み、3試合で6点目を決められてしまった。

その後はフランクフルトがボールを支配するのだが、5バックながら絶妙のラインコントロールを見せるホッフェンハイムを攻めあぐね、むしろシンプルにカウンターからサイド攻撃を仕掛けるホッフェンハイムのほうがチャンスの数が多い。43分には鎌田のCKからヘッドもGK正面。

後半になると、フランクフルトは長谷部がドリブルで持ち上がったり、ヒンテレッガーが高い位置に上がってサイドに張ったWBのトゥレへビルドアップするなど、一気に攻勢を強めて情勢をひっくり返しにかかる。

直後に鎌田が中盤での競り合いから展開、PA内で折り返しをもらってトラップで抜け出すも大きくなってシュートまで行けず。それでもリズムに乗るフランクフルトは、後半9分にサイドチェンジがファーにフリーだったドストに渡り、GKが届かない位置に出したパスに鎌田が飛び込み、ゴールへ押し込み今シーズン初ゴールとなる同点弾。

その後も圧倒的にフランクフルトがホッフェンハイムを攻め立てるが、数多くあった決定機を決められず、そのうち中盤にスペースが出来てホッフェンハイムもカウンターからチャンスを作る嫌な流れになった25分、鎌田がアタッキングサードライン付近でパスを受け、いったんはバックパスと見せかけてドリブルを開始、そのままPA内までヌルヌルと入り込み、折返しからの混戦で最後はドストが蹴り込みフランクフルトが勝ち越し。

後半33分にも鎌田が右に流れてのシュートが相手に当たってあわやオウンゴール、35分にまた右から鎌田のクロスでゴールと思われたがオフサイド。そして鎌田は後半42分にバルコクと交代。

終盤はホッフェンハイムのパワープレイに苦しみ、ロスタイムにはクラマリッチに強烈なミドルを食らったが、ヒンテレッガーのスライディングもあって何とか枠外、そのまま最後まで守りきって2-1で試合終了、フランクフルトがリーグ2位に浮上した。

鎌田は、これまではこのようなインテンシティが高い試合だと消えがちだったが、2トップを走らせて落としたボールを前向きで拾う形が上手くハマり、1Gとほぼアシストで全得点に絡みブンデス公式のMOMも当然の働きで、代表戦に向けて大きなアピールになった。長谷部は不得意なライン裏へのボールを多用されて苦しむ場面もあったが、怯まずラインを統率して味方の攻撃を支えた。

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