「三浦アツ新監督になって3連勝、神戸の監督交代は大成功?」J1第29節 ヴィッセル神戸-名古屋グランパス

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昨日の水曜日は、ACLに出場するFC東京、横浜Fマリノス、神戸が前倒しで第29節を消化する試合が行われた。その中から、フィンク監督が辞任して三浦監督に交代となった神戸の試合を観戦。

試合はホームの神戸が序盤からボールを支配。名古屋は4-4-2で守備ブロックを作るのだが、ラインはそれほど高くなく、2トップと中盤との間にスペースがあり、そこからイニエスタが展開するので自分たちのペースに持ち込めない。

前半13分にイニエスタからの長い浮き球のパスに、ドゥグラスがギリギリ追いついて足で当てたボールがクロスバーという決定機。

その後はどちらも連戦のせいか攻守の切り替えが遅く、トランジションでスペースが出来る割にはボールの動きがちんたらしていて、互いにチャンスをなかなか作り出す事が出来ない。

後半15分にイニエスタが郷家に当てて戻ったボールをダイレクトでシュート、これがゴール右隅に決まって神戸が先制。郷家からのボールはバウンドしていてミートするのも難しい状態だったが、見事なコントロールで決めてみせた。

名古屋もさすがにビハインドを負って前に出て来るのだが、神戸もカウンターは不得意ではなく、むしろ決定機の数では神戸が上回り、後半37分には古橋がシュートを打つも何とか名古屋GKランゲラクがセーブ。

終盤は神戸が人数をかけてしっかり守り、名古屋の攻撃を跳ね返し続けて試合終了。これで神戸は三浦監督に交代して完封での2連勝、トータルで3連勝と結果を出した。

フィンク監督が3バックと4バックを使い分けていたのに対し、三浦監督はイニエスタを連続フル出場させるなど、メンバーとフォーメーションを固定気味にしてまずはチームを立て直した。とは言え、ここまでは誰にでも出来る事。さらに長期的な成長をさせる事が出来るのかどうか、ここからが真価を問われるところだ。

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