DAZNで行われていた、UEFAユースリーグの決勝、ベンフィカ対レアル・マドリーを観戦。ベンフィカのGKは、柏レイソルからベンフィカに移籍した小久保玲央ブライアンが先発出場。レアルを率いるのはラウール・ゴンサレス監督。ベンフィカのフォーメーションは4-3-3で、レアルは4-1-4-1の形でスタート。
試合は体格に勝るベンフィカがセカンドボール争いで優位に立つが、レアルも9分にカウンターからシュートも味方が足を出してコースが変わり、決定機を免れる。20分にもレアルがゴール前で抜け出すがDFが戻ってクリア、直後に左からのクロスを小久保が飛び出してクリア。
先制したのはレアル、前半25分にスローインからのクロスをニアでパブロが頭で合わせてゴール。ナイスゴールではあったが、小久保がもっとニアを予測したポジションを取っていればセーブは可能だったかもしれない。
前半40分ごろからベンフィカがレアルゴールに迫る流れになるが、45分に左サイドへのパスをカットされ、アリーバスのシュートがベンフィカのジェクに当たってオウンゴール、0-2で試合を折り返す。
後半4分、ベンフィカが右サイドでの崩しからのシュートはGKに阻まれるが、こぼれ球をゴンサロ・ラモスが押し込んで1点差に迫る。しかしその直後に、レアルは右サイドを突破、クロスを小久保が中で防ごうとするがスルーになり、ファーにいたミゲルに押し込まれ3点目。
ベンフィカも後半13分にCKからゴンサロ・ラモスが頭1つ抜け出してのヘッドを決めて1点差に迫ると、23分に左サイドからの折返しで競り合ったところをPKと判定され、同点のチャンスを得るがチアゴ・ダンタスのキックはレアルGKルイスにコースを読まれノーゴール。
小久保は後半30分に、イライラからかアリーバスと絡んで押し倒してしまいイエローカード。その後はベンフィカがボールを保持する展開になり、ロスタイム4分にはベンフィカが連続攻撃から強烈なシュートを放つがクロスバー、そしてそのまま2-3で試合終了。レアルが大会優勝を飾った。
レアルのGKがPKストップやファインセーブで勝利に貢献したのに対し、小久保はまともなセーブがほとんど無くてポジショニングのミスもあり3失点、そしてイエローと残念ながら良いところが無かった。まあ、決勝で浮足立った面はあっただろうしこの試合だけでは判断出来ないが、まだまだ未熟で荒削りな選手である事は確かだろう。