相変わらず勝ちきれない試合が続いているボローニャは、現在10位と好調のヴェローナをホームに迎えての試合。冨安はいつものように右SBで先発だったが、前節で決定機を外しまくったエースのパラシオは控え、1トップはサンタンデールが入った。
ヴェローナのフォーメーションは3-4-2-1でボローニャの4-2-3-1とはミスマッチだったが、対面のWBラゾビッチには冨安が高い位置からマークに行き、ウイングのザッカーニにはCBが対処する形が機能、20分にはCKから3試合ぶりの先制点をゲット。
そこから前半終了までは、サンソーネのポストに当たったシュートなど完全にボローニャのペースだったが、ここで2点目を決め切れず、後半早々にVARで相手のレッドカードが取り消しになり、逆に後半21分にボローニャCBバーニが2枚目のイエローで退場した事が流れを変えてしまった。
冨安のサイドはSHのオルソリーニが後ろまでは戻って来ないので、冨安がザッカーニとラゾビッチ2人を見る事になり、どっちに行くか迷ったところで裏を取られるシーンを作られたりと、厳しい対応を強いられる。
すると後半35分、冨安がザッカーニと競り合った後でラゾビッチが拾い、そこにポーリが行くのか冨安が行くのかはっきりせずズルズル下がってしまい、ポーリが振り切られて冨安もクロスを防げず、ボリーニにヘディングを許してしまった。
その後もヴェローナの猛攻が続いたが、ボローニャGKスコルプスキの再三に渡る攻守で何とか6分のロスタイムも守り抜いて1-1のドローで試合終了。またもボローニャは勝ち切ることができず、得点力不足の解消には程遠い状態である。
冨安は序盤からWBへのマークのために激しく上下動を繰り返し、ビルドアップで高い貢献を見せていたが、数的不利になった後半は難しい対応を強いられ、アシストとなるクロスを上げられた場面では疲れて足がついて行かなかった感じ。ま、これも経験と割り切るしか無いね。とにかくお疲れ様。