年明け再開のポルトガルリーグは、2位のポルトがアウェイで3位のスポルディングと対戦する、優勝を狙うためには絶対に負けられない大一番。中島はこの試合も4-2-3-1のトップ下で先発。
当然、両チームとも激しいプレスの応酬で、中島はほとんどボールに触れないので早速ボランチの位置まで下がってボールをもらいに行ったので、う~んと思っていたら、7分に中島が下がって相手の中盤を引き出したスキに、右SBのコロナから逆サイドにロングパス、左SHのマレガが抜け出しGKの前で触ってゴールを決めてしまう。
その後はスポルディングが反撃、ポルトは自陣に押し込まれる時間帯が続き、中島も労を惜します守備に奮闘する。が、前半24分に守備の要であるぺぺが負傷交代、ポルトはさらに苦しい展開に。
しかし相手が前がかりな分、アンカーの両脇でパスを受ける機会も出来始め、ただ周りのフォローが無いので決定機までは行けなかったが、ならば自分でと34分に中央突破からミドルシュートもわずかにバーの上。
そんな風にポルトが盛り返して来たと思った前半44分、ポルトGKマルチェシンのキックがアクーニャにカットされ、ピエットのラストパスに抜け出したアクーニャがニアにシュートをぶち込みスポルディングが同点に追いついて前半を終了する。
後半もいきなりピエットのシュートがゴールポストに当たるなど、アクーニャのドリブルを中心に右サイドを攻められ、17分にもピエットがファーポストをかすめるシュートを放つなど防戦一方のポルト。そして20分に中島はディアスと交代。
これで流れが変わったのは確かで、スポルディングの運動量が落ちて来たのもあり、ポストがサイドで主導権を取り戻すと、後半28分にCKからフリーになったソアレスが頭で流し込みポルトが再びリード。さらにディアスがゴール前に抜け出す決定機も作る。
その後は互いにチャンスはあったが決められず、5分のロスタイムにはスポルディングにパワープレイを仕掛けられるも何とか跳ね返し、そのままスコアは動かず試合終了。ポルトは終始苦しい流れだったが、相手の決定力不足に助けられた。
中島は劣勢の中で狭いスペースで起点になるプレイをし、守備でも頑張っていたが直接的には得点に絡めず。交代で入ったディアスのほうが目立つ結果になったが、このビッグマッチの経験を生かしてまた大きくなってもらいたいところだ。