「味方からも監督からも援護を受けられない久保、次の一手はどうする?」リーガ・エスパニョーラ第17節 セルタ-マジョルカ

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昨日はちょうど10時からLIVEでDAZNの中継があったのでセルタ対マジョルカの試合をリアウタイムで観戦。いつもと変わらずマジョルカは4-4-1-1で久保は右SHで先発。

試合は序盤からホームのセルタがペースを握る。マジョルカは相変わらずビルドアップが機能せず、苦し紛れにロングボールを蹴るのだが、サイドラインを割ったり1トップのブディミルがキープできず、相手のミスやアクシデントでしかマイボールに出来ない展開。

相手のCBがボールを持ち上がっても、チームの約束事なのか久保は4-4ゾーンをセットして中へのパスコースを切るだけなので、対面の左SHオラサがオーバーラップするとプレッシャーが全くかからず、セルタのクロス練習のような状況になっている。

せっかくボールを奪って久保が逆サイドでフリーになっていても、サイドチェンジ出来ずにセルタの選手が密集している同サイドでパスを繋ごうとして奪い返されるパターン。そして20分に、またマイボールを奪われて左サイドへ展開、クロスをラフィーニャが決めてセルタが先制。

しかし前半30分、スローインの場面でブディミルがエイドールに足を蹴られ、VARの判定でPKを獲得、これをサルバ・セビージャがコースに決めてそこまで全くチャンスが作れてなかったマジョルカが同点に追いつく。

その後もパッとしない内容で前半を折り返すと、後半からフェバスに代えてクチョ・エルナンデス投入され、久保が右に移る。が、早速4分にそのクチョがPA内で相手を楽してしまいPK。後半17分にサルバ・セビージャが退いてまた久保が右に戻る。

後半33分、久保は3人目の交代でチャバリアと交代するが、その直後にCBのライージョが2枚目のイエローで退場と踏んだり蹴ったり。誰もがこのままマジョルカが負けると思った流れだったが、39分にこの試合初めてと言っていいブディミルのポストプレイが決まり、クチョが潰れたこぼれ球をブディミルが押し込みマジョルカが同点。その後はセルタの猛攻を何とか凌ぎきって2-2のドローで終了。マジョルカは今期初のアウェイでの勝点をゲットした。

久保は相手チームにも相当警戒されて、SBのマンマークを付けられた上に久保がたまにボールを持ったら3人に囲まれ、自身だけじゃなくて久保がパスを出す先もカバーされてしまっている。しかもこれだけマジョルカの中盤がボールを奪ってもまともに味方へ繋げないのではどうしようもない。

ようやく先発で固定され、ボールも来るようになったらまた壁がやって来てしまったという感じで、久保の良さを最大限に活かすのであればトップ下での起用なんだろうが、監督はSHから違うポジションで使うつもりは無さそうなので、自らこの壁を乗り越えるしか無さそうだ。

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