中国が試合開始からハイプレスを仕掛けて来て、日本はU-22コロンビア戦に引き続いて全くビルドアップをさせてもらえず、3-4-2-1の形で臨んだ日本はいつものように烏合の衆で連携も皆無で、これは相当厳しいかなと思った。
しかし、やはりフィリピン代表と引き分ける中国のさらに2軍がコロンビアのような持続性があるはずは無く(笑)、すぐにプレスの勢いが落ちて日本は中盤でボールが持てるようになり、橋岡と遠藤の両WBが高い位置を取るようになる。こうなると連携が多少悪くても攻撃は繋がるようになる。
そして前半31分に、上田のヒールパスから森島のクロスという股抜き2連発のプレイから鈴木武蔵が押し込んで先制ゴール。前半の終わり頃にはクロスからフリーでヘッドという危ないシーンは作られたが、そのまま1-0で前半を折り返す。
後半になると、中国がサイドにきっちりマンマークを当てるようになり、日本は各選手が下がって足元でボールを受ける形ばかりで、鈴木武蔵のダイレクトプレイの下手さは感動的、せっかくカウンターで数的有利になりそうなシーンがあってもスローダウン、前線で裏を取る動きがほとんど無くなるジリ貧の展開。
するとまた前半と同じ様に、後半25分に井手口のCKから三浦がフリーで飛び込み日本が追加点。そこから日本はいくつかチャンスを作ったが決められず、逆に終盤は押し込まれ、45分にフリーで上げられたクロスに畠中の対応が中途半端になり、抜け出されての失点を食らってしまう。が、何とか守りきって試合終了。
とりあえず、この試合で1軍に引っかかれそうな活躍だったのは、三浦、橋本、井手口、遠藤、森島といったところかな。上田は、もっとタイミング良くパスが出て来る中盤と仕事をさせて
まあ中2日で練習時間も無い中で、いつもの森保式人を並べて終わりの試合にしては、選手はまずまず頑張ったほうだとは思うが、相手は完全な2軍メンバーの中国である事を考えると、この試合での評価は無理がある。本当の真価は、ベストメンバーに近い面子を用意した韓国との試合で問われる事になるのだろう。