「怒涛の15分間に垣間見えた、レアル復活の兆し」UEFAチャンピオンズリーグ グループA レアル・マドリー-パリ・サンジェルマン

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グループリーグ首位争いがかかった試合と言うか、現在ワールドクラスの選手を集めている両雄の対戦らしく、フォーメーションや戦術で小細工をしない横綱相撲、非常にミスが少ない見ていて楽しい試合だった。

結果は2-2のドローに終わったが、内容的にはレアルが久々に攻守が噛み合った試合を展開、PSGのGKケイラー・ナバスのファインセーブが無ければ、大差が付いていてもおかしくない試合だった。

まずDFから左サイドのアザールとマルセロにサイドチェンジを通し、卓越したドリブルで相手の守備を引きつけ、右サイドにできたスペースをバルベルデやカルバハルがオーバーラップ、クロースやモドリッチを経由して逆サイドに展開、イスコとベンゼマが中央でゴールを狙う。

特に前半20分からの15分間は、完全にPSG陣内でレアルがボールを回し続けてセカンドボールも支配、得点こそ無かったが全盛期を思わせるような迫力、凄みを感じることができた。

PSGもタレントの能力では引けを取らないが、この試合の80分まではレアルのほうが一枚上手だった。が、後半35分にムニエのクロスをヴァランとクルトワが交錯して1点を返された事で一気にリズムが変わってしまった。

そして後半37分に、ネイマールのワンツーからベルナトのクロスをムバッペとネイマールの2人がスルー、ドラクスラーのシュートはセルヒオ・ラモスに当たったが、こぼれ球をサラビアが決めて同点。

その後はホームのレアルが攻勢に出るものの、ケイラー・ナバスはカルバハルの強烈なシュートを防ぐなど安定感抜群の対応で、ロスタイムのベイルのFKはゴールポストに当たって試合終了。

これで残り2試合でPSGは勝ち点13、レアルが勝ち点8の2位でPSGのグループ首位は固くなった。3位がクラブ・ブルージュの勝ち点3なのでレアルの2位通過もほぼ確実だろう。この試合を見る限りでは状態は上がって来ているので決勝トーナメントが楽しみだ。

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