「久保の終盤はまさかの左SB、これもある意味勉強と経験と割り切らねば」スペイン・リーガエスパニョーラ第8節 マジョルカ-エスパニョール

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久保が3試合ぶりのベンチスタートとなった、残留争いのライバルであるエスパニョールとの試合。試合はマジョルカが前半37分にクロスからブディミルが合わせたゴールで先制。後半12分に久保を投入した。

マジョルカのフォーメーションは4-4-1-1で、守備時には4バックがPAの幅から外に広がらず、サイドのスペースはSHが戻って6バックのような形になるので、ほとんどボランチの高さまで下がっている。

すると後半27分に右サイドで久保が絡み、センターにこぼれたボールをエスパニョールがクリアミス、走り込んだサルバ・セビージャが叩き込んで2点目。

その後は久保が左サイドでダブルタッチ気味にボールをキープするシーンで観客をわかせたが、攻撃での見せ場はそれぐらい。後はほとんど6バック状態で、久保は完全にSBの位置でスペースを埋めながら、3分のロスタイムを消化し試合終了。

これでマジョルカは3連敗からの勝利で、エスパニョールを准胝逆転し勝ち点7の18位に浮上。まだ降格圏ながら、12位のヘタフェとは勝ち点3差の位置まで上がる事になった。

久保については、攻撃面ではほぼ見せ場無しではあったが、ほぼSBにようになりながら守備のタスクをしっかりこなしてクリーンシートで試合を終えるというミッションはクリアしたので、これはこれで良かったのではないだろうか。

残留争いをしているチームは、まず守備が出来なければ使ってもらえないのは、柴崎や宇佐美らが苦労したのを見ても明らか。まずはチームとして遂行しているサッカーをきちんと表現し、その上で自分のカラーを発揮できるようにして行く必要がある。これもまた久保にとっては勉強と経験だ。

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