「文字通り孤軍奮闘の冨安、味方にハブられた鬱憤は代表で晴らすしか無い?」イタリア・セリエA第7節 ボローニャ-ラツィオ

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ここ3試合は1分2敗と得点力不足で波に乗れないボローニャは、今節は白血病で入院中のミハイロビッチ監督がベンチ入りして檄を飛ばしに来た。対戦相手はミハイロビッチの古巣であるラツィオで、監督は同僚だったシモーネ・インザーギ。

ボローニャのフォーメーションは4-2-3-1で、1トップがパラシオで2列目がサンソーネ、スヴァンベリ、オルソリーニという並びで、冨安はいつもの通り右SBで先発。ラツィオは3-1-4-2の形でスタート。

試合は序盤こそラツィオが押し込むが、その後はボローニャがボールを保持、冨安がドリブルで持ち上がってからの縦パスが攻撃の起点で、パラシオが左に流れてクロスというチームの狙いが見えるが、相変わらずチャンスはあっても得点が決まらない。

しかし前半21分、オルソリーニのドリブル突破からのクロスに、何故か左SBのクレイチーが中に詰めていてフリーでヘディングゴールを決める。が、その直後に冨安がアタックに行ったが味方とかぶってしまい、そこで抜かれたボールからインモービレがニアを抜くゴールを決めて同点。

ボローニャはミハイロビッチ効果かこの失点にひるまず、31分に左サイドからサンソーネが中央へパス、これをスヴァンベリがカットインからシュート、ボールはゴールポストに当たって跳ね返ったが、詰めていたパラシオが落ち着いて流し込みボローニャが再び勝ち越し。

その後、サンソーネとポーリに決定機があったが決められなかったボローニャは、前半40分にDFがクリアしたボールにオルソリーニが戻りきれずカットされ、冨安が中をカバーしようと動いたスペースにパスを送られ、今度はサイドへ出てカバーしに行くと中がフリーと、数的不利を突かれて破られ、インモービレに角度のないところから決められまたまた同点。

後半5分にFKからスヴァンベリがヘッドを決めたに見えたがオフサイド、そこから膠着状態が続いた15分に、ラツィオのルーカス・レイヴァが2枚目のイエローで退場する。これでボローニャに大きなチャンスと思いきや、10分後にメデルが後ろからコレアの首を捕まえ、決定機阻止の一発レッドでお付き合い。

そこから何度かボローニャは決定機があったのだがやっぱり決められず、逆に後半42分に守備に戻ったパラシオがアチェルビを倒してしまいPK。しかしコレアのキックはクロスバーに当たって決まらずボローニャは命拾い。ロスタイムにはスコールテンがフリーでヘッドもGK正面。チャンスの数で言えばボローにょのほうが倍はあったのだが、結局試合は2-2のまま終了。

冨安の出来は悪くなかったし、デュエルに持ち込めば勝てていたけど、オルソリーニは以前よりも守備に戻るようになったけど切り替えが遅くて間に合わないし、右CBのダニーロはスピードが無くて冨安のカバーまで回れず、守備時は孤立して数的不利を作られる事が多かった。

これもセリエA養成ギブス、冨安が成長する課題と割り切れば悪くない環境だけど、あまり見ていて楽しくはないよね(苦笑)。まあこの鬱憤は思いっきり代表で晴らしていただきたい。

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