「チームは勝利したが、先発だと存在が消えてしまう鎌田は代表に復帰できるのか?」ドイツ・ブンデスリーガ第6節 ウニオン・ベルリン-フランクフルト

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ブンデスリーガ1部に初昇格したクラブなのに、いきなりドルトムントに勝った事で一躍台風の目扱いされるようになったウニオン・ベルリンだが、その後は退場者を毎回出す試合が続いて現在は14位。そして今節はホームで9位のフランクフルトと対戦。

ウニオン・ベルリンのフォーメーションは4-2-3-1で、フランクフルトは2トップがドストとアンドレ・シウバ、鎌田とソウがインサイドハーフに入った3-1-4-2の形。

試合は、ホームのウニオン・ベルリンが激しくプレスをかけてボールを奪ったら素早く前線にボールを送る慌ただしいサッカーで始まる。ウニオン・ベルリンは、フランクフルトの前6人に対してはほぼマンマークを当てる守備で、鎌田はインテンシティの高さについて行けず、ほとんどボールに触れずイライラ感が伝わってくる。

前半25分を過ぎるとようやくウニオン・ベルリンのプレススピードが収まり、それまで消えていたコスティッチが攻撃に絡むようになって、鎌田もようやくボールに触る機会が出始める。が、40分には鎌田がボールをキープしたところをアタックされてロスト、カウンターを受けてしまうなど、デュエルで負けるシーンが目立つ。

試合が動いたのは後半3分、右サイドからパスを受けた鎌田がコスティッチにパス、シュートはGKが弾いたがこぼれ球にドストが詰めてフランクフルトが先制する。さらに後半17分、自陣からのパスにソウが右サイドを駆け上がり、クロスをアンドレ・シウバがきっちり合わせて2点目。

その後はウニオン・ベルリンがウジャーとメースを入れてテコ入れするが、めっきり全体の運動量が落ちてフランクフルトにペースを握られる。そんな中で鎌田は後半26分に交代。後半41分にウジャーに1点を返されるが、フランクフルトは長谷部がしっかり試合をコントロール。だが、ロスタイムに長谷部はトラップとぶつかりタンカで運ばれてしまう。そして試合終了。

フランクフルトはようやくリーグ2勝目、得点力不足の中2点を取った事は光明だが、鎌田にアシストやゴールが無いのは気になるところ。やはりインテンシティの激しいサッカーになると消えてしまう欠点は変わっていない。マスコミはポスト大迫と書いてたりするが、残念ながらまだまだ距離は遠い。そろそろ明確なレベルアップが無いと、このまま代表からは取り残されてしまいそうだ。

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