前節の開幕戦はデュッセルドルフに1-3で敗戦、厳しいスタートになってしまったブレーメン。第2節のホッフェンハイム戦は、フュルクルクの1トップに、ヨハネス・エッゲシュタインと大迫が2列目に入った4-3-1-2で臨んで来た。対するホッフェンハイムは3-1-4-2のフォーメーション。
序盤は慎重な立ち上がりでブレーメンはほとんど前線にボールが来ない状態が続いたが、大迫のポストプレイをきっかけに形が出来るようになる。が、トプラクが怪我で退いたところからまたホッフェンハイムがボールを支配するようになる。
ブレーメンは、攻撃時にはシャヒンがCBの位置に下がって3バックになり、大迫がトップ下のようになってボールを回す形を作るのだが、大迫がパスを受けてターンをしても追い越す選手がいないので、結局後ろに戻すしか無くてチャンスを作るまでには至らない。
そんな静かな展開が続いて大迫のカウンターから獲得した前半42分のCK、シャヒンのキックをフュルクルクがしっかり頭で合わせてアウェイのブレーメンが先制点をゲットする。
後半もブレーメンはホッフェンハイムの選手に対してきっちりマークを付ける形で推移、大迫はルディをマークする形で対処するが、後半10分にホッフェンハイムはCKからビチャクチッチが頭でコースに流し込み同点。さらにブレーメンがクリアミスをしたこぼれ球をべブーに押し込まれて逆転。
後半26分、ブレーメンは右サイドからのクロスをクラーセンが繋ぎ、大迫が強烈なシュートもホッフェンハイムGKが弾き、フュルクルクが押し込むもVARでハンドと判定されノーゴール。さらにヨハネス・エッゲシュタインが2枚目のイエローで退場と厳しい展開。
しかし後半41分、右サイドでクラーセンが相手のパスをカットすると中にいた大迫にパス、大迫はカットインからファーに流し込む技アリのゴールを決めて同点に追いつく。だが大迫は足をつってハルニクと交代、その直後にまたCKからホッフェンハイムがリードする。
大迫は常に確かな技術で正確なポストプレイを見せて得点まで決めたものの、周りが大迫を追い越す動きが無いので、せっかく大迫が攻撃を繋いでも攻撃がつながらず、クロスの数がとにかく少ない。そして当然のようにセットプレイで失点する守備陣。このまま夏の補強が無いと、厳しいリーグ戦になってしまいそうである。