ベルギーリーグのプレーオフ1もこれで前半の折返し、現在首位を快走しているゲンクは、4位のスタンダール・リエージュと対戦。フォーメーションは今どき珍しいどちらも4-2-3-1で、伊東は7試合連続で右SHとして先発。
試合はいきなり前半10分に、カウンターから伊東にラストパスが通るも、伊東はトラップしたため追いつかれ、GKを交わしてラストパスもサマッタのシュートがDFに阻まれて得点ならず。直後にはスタンダールもPAすぐ外からFKもゲンクGKヴコヴィッチがはじき出すなど、試合は激しい展開。
その後は激しいデュエルを仕掛けるスタンダールに対してゲンクは守勢に回る時間帯が続いたが、前半41分にマリノフスキーからパスを受けた左SBのウロネンがダイレクトでパス、トロサールの折返しからハイネンが決める電光石火の攻撃でゲンクが先制点を決める。
後半もスタンダール・リエージュが激しく攻める中、6分にスルーパスを受けた伊東がシュートもポストと思いきやオフサイド。しかしその直後にマリノフスキーからサマッタにスルーパスが決まり、詰めてきたGKオチョアの股を抜くシュートを決めて2点目。
その後はやや膠着状態に陥り、伊東、ヴコク、トロサールのシュートという場面もあったがしばらくゴールは生まれず。試合が再び動いたのは後半35分、左サイドでボールを受けた伊東からニアゾーンへ飛び出したヘイネンにパスが渡り、クロスをトロサールが決めて3点目。
スタンダール・リエージュもその後にワンツーから抜け出したマリンが決めて1点を返すも、最後はゲンクが試合をきっちり締めて3-1で試合終了。ゲンクがしっかり首位固めをしてプレーオフの前半を終えることになった。
伊東は3点目に絡んだものの、攻撃では相手に研究されて前を向く前にアタックされてなかなか思うようなプレイが出来なかった。その分は守備で頑張ってはいたけども、ここからステップアップするにはもう1つ殻を破る必要がありそうだ。