「今指揮官から語られる、ロシアW杯の真実」激白!西野朗×岡田武史〜サムライブルーの未来〜

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アジアカップは昨日から始まってますが、昨日は特に興味深い試合も無かったので、正月にBS1で放送されていた「激白!西野朗×岡田武史〜サムライブルーの未来〜」という対談番組を見ておりました。

1時間半と長い番組で、後半は雑談めいた話になってしまったので、ロシアW杯についての部分だけ内容を抜粋してみました。カッコ無しは西野氏の発言です。

  

コロンビア戦

前夜もずっとハメス・ロドリゲスをどうやって抑えようかという話をしていたので、モチベーションビデオを見せたりしていた。

強豪国であれば初戦に特段何かを仕掛けて来るという事は無いので、こちらが主導権を握れると考えていた。

そしてロングボール一発から大迫が倒され、一発レッドとPK。

前半39分に直接FKを決められた場面では、前日にキンテロは壁の下を通してくるので飛ばないという話はしていたが、壁の全員が飛んでしまった。

ハーフタイムではドローで良いという雰囲気があったので、勝ちに行くぞと発破をかけた。

大迫のゴールで勝利し、これでベスト16に行けるなと確信した。

(岡ちゃん)選手が今までよりも一段上に上がった、壁を越えたと思った。

 

セネガル戦

ビデオなどで研究して、セネガルはコロンビアよりも上だと思っていた。

セネガル戦のオフサイドトラップは、初戦からやれと言い続けていた。

 

就任前後の話

ハリルホジッチ解任で、技術委員長としては責任を感じていた。が、W杯イヤーの盛り上がりを繋げていきたいと思って受けた。

協会からは、解任前の3/30から潜伏しろと言われていた。

本田、香川、岡崎といったクラブで出番を得られていないベテランを選んだが、コンディションを調整して十分やってくれた。

 

ポーランド戦

メンバーを6人落として臨んだのは、選手の疲労が蓄積していたから。

後半29分に、レヴァンドフスキに決定的なシュートを打たれ、中途半端な対応をしたらまずいと思った。

その後に投入した長谷部に対し、思いを伝えた。苦しいけど、負けている最中だけど逃げる。

そして負けていながら最後の10分間をボール回しに終わった。

選手からは、監督の指示に従って大正解ですよという反応はもらったが、マスコミからは子供への教育上どうなんですかと言われた。

(岡ちゃん)まだ日本はレンガを積んでいるところ。でも縦にばかり積んでも倒れてしまう。このポーランド戦は、横に積んだかもしれないけど土台になった試合だったと思う。

 

ベルギー戦

ベルギーは日本をなめてかかっていた。

高速カウンターには気をつけるべきだと選手には告げていた。

原口の先制点は、前日の練習で日が暮れるまでやっていたカットインから左足のシュートとは違っていた。

ベルギーは2点目を入れられてガックリ来ていた。もしかしてと思った。

長谷部はこれでいいんですかと聞いて、これでいいんだと答えた。

(岡ちゃん)俺も同じ立場だったら、同じように答えたと思う。

 

決勝点の場面

本田の無回転FKがクルトワに止められた後のCK、延長になったら負けると思っていたので勝ちに出た。

(岡ちゃん)ショートコーナーで時間稼ぎという選択は自分にも無かった。

でも決勝点になったカウンターを食らった場面も、得点が決まるとは思っていなかった。

試合が終わった後に倒れ込んだ、この芝の感触を忘れないで欲しい。

 
具体的な戦術論はほとんど無くて、最後のポエミーな終わり方は何だという感じですが(笑)、大会後に初めてと言っていいぐらい、西野氏自身による回顧という意味では貴重な話を聞けたかと思います。明後日の午前1時55分から、NHKの地上波で再放送があるので、ぜひ御覧ください。

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