「守備を固めて後半から久保で勝負のプランが崩壊」スペイン・リーガエスパニョーラ第32節 エルチェ-マジョルカ

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現在降格圏からわずか1の差で17位に位置しているマジョルカは、アウェイで15位のエルチェと対戦。マジョルカは久保がベンチの5-4-1という守備的な布陣、対するエルチェは3-4-2-1のフォーメーション。

久保がいないのを見ても守り倒す気まんまんのマジョルカだったが、前半42分にスローインから自陣PA付近でパスを繋がれ、最後はモヒカに左サイドからシュートを決められ前半をビハインドで折り返し。

後半のマジョルカはフォーメーションを4-2-3-1に変更、右SHに久保、トップ下にイ・ガンインを同時に投入する。8分に、イ・ガンインからのパスを受けた久保がセンターでドリブルも相手にカットされる。10分にはアマトとのワンツーから久保がシュートも大きく右へ外してしまう。

12分にマジョルカはサルバ・セビージャをボランチに入れて攻勢を強めるが、その直後に左からのFKにビガスに上手く合わされて2失点目を喫してしまう。23分には右から中へ入った久保が縦パスを受け、ターンからムリキに絶妙なスルーパスを通すも、ムリキのタッチが1つ多くてシュートは相手に止められてしまう。

その後、久保は右サイドだけじゃなく中央や左にボールを受けにポジションを変え、イ・ガンインとのコンビネーションで形を作るも、エルチェの守備をなかなか崩せない。逆に後半35分、エルチェはグンバウのサイドチェンジからモレンテが抜け出し、マジョルカGKセルヒオ・リコが飛び出すもクリアがイ・ガンインに当たってオウンゴール。

40分には久保がPAすぐ右でファールを受けて、久保自身が直接ゴールを狙うもGKに弾かれ、43分にはPA中央すぐ外から久保がシュートもGKエドガル・バディアに阻まれ、ロスタイムにはムリキのシュートがクロスバーに当たるが、ゴールは最後まで割れず試合終了。

エルチェはシックスポインターをものにして、これでマジョルカとは勝点6の差を広げて残留をほぼ確実なものにした。マジョルカは勝ち点29のままでかろうじて残留圏の17位に引っかかっている。

アトレティコ相手に成功した守備固めプランは、エルチェ相手に通用せず。後半に2失点はしたが、久保がバイタルやサイドで確実に基点となるプレイで勢いが出ていただけに、前半のあまりにもな可能性の薄さが寂しい試合だった。久保はシュート以外は調子が良さそうなので、次はぜひとも先発で。

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