「勝ち点差15も足が止まれば一晩でひっくり返る」Jリーグ・チャンピオンシップ第2レグ 浦和レッズ-鹿島アントラーズ

2016/12/03 | Jリーグ

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いやしかし、前半の7分に浦和のスローインから電光石火の攻めで、興梠がDFの視界から消える見事な動きからボレーで先制点を奪った時は、これは浦和にとって余裕の試合になるかと思ってしまったよね。

鹿島はホームでの第1レグとは違って、小笠原がDFラインに吸収されず純然たる4バックにして来たので、浦和はWBが前線に上がれば数的優位を作り出す事が出来、ボールを奪われても高い位置からのゲーゲンプレッシングが機能して、前半の鹿島はほとんどまともな攻撃が出来ていなかった。

ところが40分に、これまたスローインからのサイドチェンジで、宇賀神が遠藤に対して簡単に競り負けてしまい、ファーでフリーになっていた金崎がクロスをヘディングで叩きつけて鹿島が同点に追いついた事で完全に流れが変わってしまった。

ホームだから前半に飛ばしすぎたのか、チャンピオンシップまで試合間隔が空いてしまったせいなのか、後半になると浦和の選手の足が止まり始め、特にウイングの選手が守備に戻れなくなってSHとSBが高い位置を取って攻めて来る鹿島に対してサイドが数的不利になり、金崎のディエルの強さにも手を焼いて浦和がズルズルと下がりっぱなしになってしまう。

ミシャ監督も、青木と駒井を立て続けに投入して中盤の運動量を盛り返し、ズラタンで前線の溜めを作ろうと手は打ったものの、攻撃陣が動かずに足元でボールを受けようとしたところを鹿島の守備に狙われ、ミスからカウンターを受けるシーンが増えてしまう。

そしてとうとう後半32分、右サイドで足元プレイになったところを鹿島に奪われ、CBの間を割って飛び出した鈴木優磨を槙野が後ろから足を引っ掛けてしまってPK。金崎がこれを落ち着いて決め、2試合で2-2ながら鹿島がアウェイゴールでリードする展開になってしまう。

当然ながら浦和は総攻撃態勢となり、終盤はパワープレイで逆転を狙うものの、クロスはいまいちタイミングが合わず、ロスタイムのセットプレイもGK西川が1度は上がってまた下がるなどチームの糸もチグハグ、最後の決定機も武藤がシュートミスと、浦和は最後まで狂った歯車を立て直せず試合終了。鹿島が大逆転でJリーグ王座の座についた。

まあ浦和にしてみれば、年間の勝ち点で1位になっていながら、勝ち点で15の差を付けていたチームより下になってしまう結末というのは納得行かないだろうが、レギュレーションはレギュレーションである。きっちり逆転で勝った鹿島は讃えられるべきだし、浦和は勝負弱さを反省すべき。でも改めて、このチャンピオンシップが今年で終わって良かったなと思う日であった事は間違いないよね(笑)。

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