「史上最多6万人での決勝は神村学園が夏冬連覇」第104回全国高校サッカー選手権 決勝 神村学園-鹿島学園

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国立競技場に史上最多6万人の観客を集めて行われた高校サッカー選手権決勝。

今大会で快進撃を見せて茨城旋風を巻き起こした鹿島学園だったが、インターハイ優勝・プレミアリーグ5位の神村学園が力の差を見せつけた試合になったと言える。

一番のポイントになったのは、神村学園の完成されたビルドアップ。鹿島学園は自慢のハイプレスで試合序盤は何度か高い位置でボールを奪ってチャンスを作ったのだが、神村学園のDFは1人だけのプレスであれば足技で剥がしてしまうので、鹿島学園のプレスはすぐに勢いが落ちてしまった。

さらに神村学園は、3トップの誰かが下がってDFからのミドルパスを確実にポスト、そこからサイドに展開する形を何度も作り出し、鹿島学園はハイプレスをやめて自陣に下がる守備を強いられてしまった。

しかし鹿島学園がポスト対策で中央を固めると、今度はDFライン裏やサイドへのロングボールで崩しにかかるなど、神村学園のほうが攻撃の多彩さでは一枚も二枚も上手だった。後半は鹿島学園も長いボールを使うようになったが、精度やパススピードで見劣りは否めなかった。

鹿島学園のGKは、U-17タイ代表GKプムラピースリブンヤコ。前半にPKを止め、何度も決定機にシュートストップを見せるなど孤軍奮闘の働きだったが、後半ロスタイムに3点目を決められて力尽きた。

それにしても、一昔前の高校サッカーといえばごちゃごちゃと狭い中でショートパスをつなげるか、ロングボールをひたすら蹴ってセカンドボール狙いのサッカーばかりだったが、技術も戦術も随分洗練されたものだ。選手の能力に、指導者のレベルが追いついて来たのは頼もしい限りである。

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