「ボリビア戦も下剋上、上田と中村敬斗の投入で流れが一変」キリンチャレンジカップ2025 日本-ボリビア

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いや、ガーナに比べるとボリビアはやや力が落ちる相手と思っていたけど、非常に守備組織が整備された好チームで点差からは想像できないほど厳しい試合になってしまった。

日本は前半早々に久保のクロスを受けた鎌田が、胸トラップからのコントロールショットを決めて先制したのは良かったが、前半の終わり頃からボリビアのマンマークプレッシングで日本はビルドアップが機能しなくなり、1トップに入った小川も基点になれず、徐々にモメンタムを明け渡してしまった。

後半になって日本のハイプレスに疲れが見え始めると、1対1の対応で後手に回って球際に強いボリビアの選手にキープされ、苦し紛れのワンタッチパスを拾われて連続攻撃を受けるなど、いつ失点してもおかしくない流れだった。

その悪い雰囲気を変えたのが、後半22分の選手交代。まず1トップに入った上田が巧みな体使いでポストプレイを成功させて流れを作ると、26分に堂安のパスからポケットを取った中村敬斗の折り返しに飛び込んだ町野が決めて、日本が大きな追加点。

31分には、瀬古の縦パスから上田が相手と入れ替わって抜け出し、折り返しを中村敬斗がフェイントから股抜きシュートという技ありゴールで3点目、これで試合は勝負あり。日本は藤田譲瑠チマ、後藤啓介を入れる余裕で3-0の完勝。

ガーナ戦に続き、この試合も下剋上傾向は変わらず。遠藤は試合勘の問題なのかボールを取り切れないシーンが目立ち、板倉も本調子には遠い出来。菅原、前田はサイドでボールを持っても期待が出来ない。むしろ、これまでサブ扱いだった谷口や瀬古が良かったのも意外だった。

気がつけばW杯の本番まであと7ヶ月。熾烈な日本代表メンバー争いを勝ち抜くのはいったい誰になるのだろうか。

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