開幕戦をドロー発進のソシエダは、ホーム開幕となった第2節でエスパニョールと対戦。ソシエダはいつもの4-3-3でオヤルサバルの1トップにバレネチェアと久保のウイング。対するエスパニョールは4-4-2のフォーメーション。
エスパニョールは左SBのロメロが久保に対してスッポンマークを仕掛け、縦には絶対にボールを入れさせない対策をして来たが、久保はサイドチェンジからボールを受けると、縦突破からクロス、カットインから右足シュートと難なくチャンスを作り出す。
しかし前半11分にカウンターからあっさりダイビングヘッドを決められて失点。その後はソシエダがボールを支配するが、エスパニョールは3ラインのブロックでソシエダの中盤にプレスをかけ、久保に良いボールが入らなくなって来る。
ならばと32分に久保は中へワンツーで切れ込み、相手に倒されるがノーファール。39分にはロメロと競り合って獲得したCKで、久保のキックがアランブルの頭にピッタリ当たったがミートせず。すると43分に、19歳のソシエダCBジョン・マルティンがあっさり背後を取られ、思わず手で引っ張ってPK。
ハビ・プアドのキックはソシエダGKレミロがコースを読んで止めたかに見えたが、レミロがキックの前に動いたという判定でやり直し、今度はど真ん中に決められてエスパニョールが2点目。前半を0-2で折り返す。
後半11分に、スチッチとトゥリエンテスに代えてオスカールソンとゴロチャテギを投入、オスカールソンが1トップになってオヤルサバルが中盤に下がる形になる。すると後半16分、久保が自陣からドリブルでセンターを持ち上がり、マリンからのラストパスは相手に引っかかったが、こぼれ球をバレネチェアが押し込み1点差。
さらに24分、右サイドで久保が中に入ってオヤルサバルにパス、そこからスルーパスがオスカールソンに通ってダイレクトでゴール、ソシエダが同点に追いつく。32分にはまた久保が中へ切れ込んでミドルも相手に当たってラインを割る。
その後もソシエダが攻勢、後半ロスタイムには久保が右からのカットインで受けたファールをブライス・メンデスがFKも壁に当たってゴール右。そのままスコアは動かず、試合は結局2-2のドローで終了。ソシエダは開幕から2戦連続での引き分けとなった。
ソシエダはオヤルサバルがIHになった事でチャンスメイクが可能になり、マンマークで抑え込まれていた久保もパスコースが増えて生き返り、一気に攻撃力がアップした。オスカールソンはあまり頼りにならないが、それでもオヤルサバルを1トップで使うより遥かに効果的であるように思うのだが、監督はどう思ったのだろうか?
