「開幕戦ゴールを決めたが今期も久保は苦労しそう」リーガ・エスパニョーラ第1節 バレンシア-レアル・ソシエダ

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ソシエダは大黒柱であるアンカーのスビメンディが移籍したにも関わらず、メンバーはそのままで補強がほとんど無く、不安な状況で迎えた開幕戦。ソシエダのフォーメーションは昨シーズンと同じ4-3-3で、3トップはオヤルサバル、バレネチェア、久保で中盤はマリン、トゥリエンテス、アンカーがブライス・メンデスという形。

しかし戦術については、アル・シャバブへ移籍したイマノル監督に代わり、ソシエダのBチームを率いていたセルヒオ・フランシスコ監督が就任、昨シーズンよりも全体的に布陣がコンパクトになり、久保も右サイドに張りっぱなしじゃなくて中でのプレイが容認されている様子である。

実際、後半12分にバレンシアに先制点を許したものの、3分後の後半15分にバレネチェアがボールをカット、ブライス・メンデスから中でパスを受けた久保が左足を振り抜き開幕戦ゴール。コースはやや甘かったが、パスをトラップせずにダイレクトで打ったためにGKが反応できなかった。

久保は後半35分にゲデスと交代。その後はいつものように攻め手を失ってひたすら守るだけになったが、何とか6分のロスタイムも守りきって1-1で試合終了。まずはアウェイでの開幕戦で勝ち点1をもぎ取った結果になった。

ソシエダの場合、久保が中に入ると適切なタイミングと精度でパスを出せる選手がブライス・メンデスしかおらず、結局サイドに張らないとボールがなかなか回ってこない。このジレンマを解消してくれる選手が登場しなければ、今期も同じ悩みを抱えたままの1年になってしまいそうだ。

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