「遠藤がプレミアリーグ初先発も、奮闘及ばずチェルシーに敗戦」イングランド・プレミアリーグ第35節 チェルシー-リバプール

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既にプレミアリーグの優勝を決めているリバプール、今節は熾烈なチャンピオンズリーグ争いを繰り広げているチェルシーとアウェイで対戦。リバプールは4-2-3-1で、遠藤やカーティス・ジョーンズ、エリオットといった控えを先発に抜擢。対するチェルシーは3-4-2-1のフォーメーションでスタート。

試合はいきなり前半3分、前プレに出たジョーンズがセルフアンクルブレイク、右サイドでネトからのクロスに対し、遠藤はニアでパーマーをマーク、しかしファーにいたエンソ・フェルナンデスに誰もついておらず、ワントラップからシュートを決められチェルシーが先制。

その後はリバプールがボールを支配、遠藤も中盤のスペースに動いてボールを受け、素早いタッチでボールを展開、攻撃のリズムを作り出す。守備でもジョーンズが前掛かりで数的不利な場面が多い中、的確なカバーリングでピンチを防ぎ続ける。ただ、リバプールはサラーのトラップが流れがちで決定機をなかなか作り出せない。

後半4分にチェルシーがカウンターからチャンスを作るも、遠藤が戻ってカバー。しかし12分、またもジョーンズが腰砕けの守備から右サイドに展開され、クロスをファン・ダイクがクリアしたボールがクアンサーに当たってオウンゴール。遠藤は前半途中からエンソ・フェルナンデスのマークを受けてビルドアップに参加しにくい状況。24分には遠藤が下がってマクアリスターが入る。

リバプールは後半40分にCKからファン・ダイクがヘディングでゴールを決めて1点差に迫るが、後半ロスタイム5分にPA内に侵入したカイセドをクアンサーが倒してしまいPKの判定。これをパーマーに決められ3点目、試合はそのまま3-1で終了。

まあ遠藤を除けば、リバプールの控え組の力不足が目立った試合ではあったが、サラーを筆頭にレギュラー組もパッとせず、選手を固定しがちなスロット監督体制での選手層の薄さがクローズアップされた試合になってしまった。

この試合でも、遠藤は持っている力をしっかり出した選手であり、控えに甘んじている現状はあまりにもったいない。来年にはW杯が控えているだけに、遠藤本人の選択が注目される。

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