現在リーグ2位でCL圏内を確実にしているアーセナルは、12位で残留は確定しているクリスタル・パレスと対戦。アーセナルはチャンピオンズリーグ、パレスはFAカップの準決勝を控えてメンバーをやや落とした形での対戦。
アーセナルは4-3-3のフォーメーションで、パレスは5-2-3の守備的布陣。鎌田はダブルボランチの左で3試合ぶりの先発。
試合はいきなり前半3分、左からのFKにキヴィオルがどフリーでヘディングを決めてアーセナルが先制。7分にはアーセナルゴール前のこぼれ球を鎌田が胸トラップからシュートもゴール右。
その後はアーセナルが圧倒的にボールを支配するが、27分に鎌田のオーバーラップから奪ったCKから、エリア外で待っていたエゼがボレーで叩きつけると、これがゴール右ぎりぎりに決まってパレスが同点に追いつく。
アーセナルも43分にトロサールがバイタルでボールを受けてDFの股間を抜くシュートを決めて勝ち越し。45分にはPA左でボールを受けた鎌田が落としたボールを味方がシュートも枠の右に外れる。
後半もパレスは自陣に5-4-1のブロックを作ってカウンターを狙う展開。16分にはアーセナルのCKから鎌田がドリブルで持ち上がってカウンターもサイドチェンジをカットされる。19分には鎌田のロングスルーパスもわずかに合わず。21分には鎌田のCKにグエイがヘッドもアーセナルGKラヤがセーブ。22分には鎌田のファーへのキックをムニョスが折り返しも触れずと、惜しい場面が続く。
35分にはアーセナルがサカ、トロサールと決定機も決められない。すると38分、鎌田がプレスをかけて慌てたサリバがミスパス、これを拾ったマテタがラヤが前に出ていたのを見逃さずループシュートを決めて同点。その後はどちらもチャンスはあったが決められず2-2のドローで試合終了。
アーセナルが負けるとリバプール優勝の可能性があったのだが、これで今節では決まらないことが確定。パレスは暫定で12位と順位は変わらず。
鎌田は、この試合はほぼ守備の人。中盤でスペースを埋めつつボールにアプローチ、後半はいくつかボール奪取を見せるなど存在感を見せた。攻撃でも、正確なパスで味方に繋ぎつつ、精度の高いCKでアーセナルに冷や汗をかかせた。