イングランドのチャンピオンシップも残り3節。リーズは4月5日に自動昇格圏から滑り落ちるも、そこから3連勝で首位に返り咲き。逆にシェフィールドが3連敗となったため、今節の結果次第ではリーズの昇格が決まる1戦。
リーズのフォーメーションは4-2-3-1で、田中碧はいつものようにダブルボランチの一角で先発。対するストークも同じ形でスタート。
試合はホームのリーズがボールを保持、ストークはリーズの中盤から先の選手をしっかりマークしてカウンターを狙う形だが、いざストークにボールが渡るとリーズが強烈なプレスをかけて来るので、ストークは雑にボールを蹴り出すことしかできない。
すると6分、ストークは自陣で繋ごうとしたボールをカットされ、クリアミスも拾われて最後はピルーに押し込まれてリーズが先制。2分後にも、ペ・ジュンホが後ろ向きでキープしようとしたボールをスティール、折り返しをピルーが流し込んで早くも追加点。
そこからはリーズのペースが落ちて、ストークがボールを持たされる展開になるが、20分にカウンターからの流れで田中からパスを受けたニョントがカットインからシュート、GKが弾いたこぼれ球をピルーが押し込み、何と21分でハットトリック達成。
さらに27分、右サイドでSBボーグルが強引に突破、折り返しを何故かゴール前にいた左SBのフィルポが押し込み4点目。42分には右サイドでクロスを受けたニョントの折り返しをピルーが合わせてクアドラプル、チーム5点目を加えて前半を折り返す。
後半もリーズがボールを支配する流れは変わらないが、試合のペースは完全に落ち着いてリーズがゆったりとボールを繋ぎ、攻守の切り替えが少ない試合展開。しかし14分に左からのクロスにフリーのニョントが頭で押し込んでリーズが6点目。
ストークは後半28分に元川崎フロンターレの瀬古樹をボランチの位置で投入。37分にはリーズの縦パスを奪って、瀬古がミドルシュートもバーの上。そのまま後半3分のロスタイムも試合は動かず、リーズが6-0で快勝。そして3位のシェフィールドUが、バーンリーとの直接対決で敗れたためにリーズの2位以上が確定、プレミアリーグへの昇格が決まった。
?? WE ARE GOING UP!!! pic.twitter.com/abetGtf9hO
— Leeds United (@LUFC) April 21, 2025
田中はこの試合でもアンカーの位置でパスを正確に散らし、要所で体を張った守備を見せて勝利に貢献。来期はプレミアだが、相手はフィジカル、スピード、技術の化け物が揃っているので果たして同じように活躍できるのかどうか。遠藤や守田を取るのではないかと噂されているが、遠藤はともかく守田と田中では守備崩壊まっしぐらのような(笑)。どうせ日本人を取るなら佐野海舟が良いと思うのだが、はてさて。