決勝Tプレーオフでガラタサライを破って決勝トーナメントへ進出したAZは、リーグフェーズ4位でストレートインのスパーズと対戦。ホームAZのフォーメーションは4-2-3-1で、毎熊は右SBで先発。対するスパーズは4-3-3の形でスタート。
試合はまず4分にAZが毎熊の正確なフィードからのポストプレイ、そこからクロスに飛び込みあわやというチャンスを作るが、10分に左SHラードが怪我で交代するアクシデント。しかし18分にAZはCKからファーでパロットがボレー、これをべリヴァルがクリアしようとしたボールがそのままゴールに飛び込むオウンゴールでAZが先制する。
22分には正対してボールを持ったソン・フンミンを毎熊が上手くボールをスティール。31分にはカシウスがインナーラップでワンツーを受けてから猛然とドリブル、パロットにラストパスもシュートはGKに当たる。
43分にはショートコーナーから毎熊がアーリークロス、ファーでシュートもブロックされ、そこからの混戦からも押し込めず。前半ロスタイムもFKからまた毎熊がアーリークロス、これはシュートまで持ち込めず。
後半8分、毎熊のクロスから最後はポクがシュートもスパーズGKヴィカーリオが防ぐ。前半は自嘲気味だった毎熊は、後半はかなりインナーラップでインサイドハーフのようなポジションを取る場合が多い。27分には対面のソン・フンミンが下がってしまう。
終盤はスパーズが押し込む展開になるが、AZは最後まで集中力高く守りきり1-0のまま試合終了。AZには複数の点を取れるだけのチャンスはあったが結局最小得点。第2戦はスパーズのホームだけに、もうちょっとリードが欲しかったところ。
毎熊は直接得点には絡まなかったが、正確なフィードとアーリークロス、インナーラップの多彩さで存在感を発揮。守備ではソンフンミンをほぼ完封と、しっかり勝利に貢献。スパーズホームの試合で活躍してステップアップと行きたいところだ。