ニューカッスルのホームで行われたFAカップの5回戦。ニューカッスルは1トップにエースのイサクが復帰、4-3-3のフォーメーションで臨む。対するブライトンは4-2-3-1、1トップがジョアン・ペドロ、2列目が三笘、リュテル、ミンテの並びでスタート。
ニューカッスルは早速4分に左からのクロスにイサクがヘディングシュート、ブライトンはかろうじてライン際でクリアするピンチを作り出される。16分にはゴール前で相手のミスパスを三笘が拾ったが、ニューカッスルの戻りも早くてシュートまで行けず。
21分にジョエリントンに対してミンテがPA内でアフター気味に足を出してPKの判定、これをイサクが強いキックで決めてニューカッスルが先制。ブライトンは三笘がポジションを変えながら何とか攻撃を仕掛けようとするが、ニューカッスルの守備がコンパクトで自由にさせてもらえない。
しかし44分、右サイドのスローインからジョアン・ペドロとのワンツーからミンテがDFラインを抜け出し、ニアにシュートを決めてブライトンが同点に追いつき、そのまま1-1で前半を終了する。
後半10分、ようやく右サイドからPA内の三笘へパスが流れてくるが、ボレーシュートは上手くヒットせず明後日の方向に飛んでしまう。13分には縦に仕掛けてクロスも相手がクリア。15分にも三笘がPA内で縦パスを受けてシュートも相手がブロック。17分にはカウンターから三笘が抜け出し中へ折り返しもミスパス。
28分には三笘がニアゾーンに入ってグラウンダーのクロスも、味方が誰も飛び込まず流れてしまう。34分にはPA内で浮いたボールを三笘が収めてグルダに渡すも、グルダのシュートは宇宙開発。35分にリュテルとエストゥピニャンが下がってウェルベックとウィーファーが入る。
すると39分、PA内でカバーに入ったファン・ヘッケに対してゴードンが両手であからさまに突き飛ばしてしまい、一発レッドで退場してしまう。そしてニューカッスルはイサクもウィルソンと交代。90分には三笘が足を攣って倒れ、直後にマーチと交代。ロスタイムにはミンテが2枚目のイエローで退場、10対10の試合になる。
ロスタイム2分にはニューカッスルのFKからシェアがゴールを決めたかに見えたが、VAR判定で結局オフサイド。このままどちらにもスコアは動かず試合は延長戦に突入する。
延長ではブライトンがボールを支配、10分には連続攻撃でシュートを連発するが、ニューカッスルGKドゥーブラフカのセーブやブロックでゴールならず。そして延長後半9分、ブライトンはカウンターからマーチのスルーパスにウェルベックが抜け出してゴールを決め、とうとうブライトンが勝ち越し。
その後は守りを固めるブライトンをニューカッスルが攻め立てるが、ブライトンは守備の集中力を切らさず、最後まで失点を許さず1-2で試合終了。ブライトンが2シーズンぶりの準々決勝進出を決めた。
三笘については、試合の終盤に足を攣ったように疲労が相当溜まっていたようで、プレイの精度、判断ともに精彩を欠く出来。3月20日にはアジア予選バーレーン戦も待ち受けているので、とにかく無理はしないで欲しいところだ。