ミッティランホームでの第1戦を2-1と勝ち越して折り返したソシエダは、ホームでの第2戦に臨む。ソシエダのフォーメーションはいつもの4-3-3で、前線はオヤルサバル、バレネチェア、そして久保。スビメンディは累積で出場停止、アンカーにはオラサガスティが入る。対するミッティラン4-3-3でスタート。
ミッティランは第1戦と同じように、ロングボールを前線に入れてセカンドボールを狙う徹底した攻撃。しかし3分に久保がアンカーの位置からバレネチェアにロングパス、相手のクリアを拾ってシュートまで持っていくと、5分にはCBのセーレンセンがGKにバックパスしようとして足を滑らせ、ブライス・メンデスが難なく蹴り込みソシエダがラッキーな形で先制点をゲット。
6分にはカウンターから久保がカットインシュートも相手にあたり、そのCKで久保が蹴ったボールをエルストンドがフリーでヘッドもゴール右。さらに18分、ソシエダは高い位置でボールを奪ってカウンター、オヤルサバルのパスにバレネチェアが抜け出し、折り返しをスチッチが押し込み追加点。
これで楽な展開になるかなと思ったのだが、23分にPAでパスを受けたカスティージョをバレネチェアが引っ掛けてしまいPK。さらに38分、ブライス・メンデスのミスパスから折り返しをオソリオが決めてミッティランが同点に追いつく。
前半終了間際にはブライス・メンデスの強烈なミドル、久保のショートコーナーからのパスをバレネチェアと連続して決定的なシュートを放つが、ミッティランGKレッスルに阻まれる。が、ロスタイムに久保のCKからスチッチがミドルを決めて3点目。
後半は2点が必要なミッティランが押し込む展開。3分には2ゴールのスチッチが足を痛めてマリンと交代するアクシデント。久保は相手の攻撃のキーマンであるシムシルや、攻撃参加するパウリーニョのカバーで低い位置に押し込められている状況。久保は22分にお役御免でベッカーと交代。
ミッティランは直後の24分、ダニ・シウバが足を挙げて足裏でズベルディアを蹴ってしまい一発レッド。27分には相手のバックパスを拾ったオヤルサバルがPA内で倒されPK、これをオヤルサバル自身が決めて4点目。45分にはオスカルソンがゴール前に飛び込んでボレーを決めてダメ押しの5点目。
試合はそのまま5-2で試合終了。合計スコア7-3でソシエダが決勝トーナメント進出を決めた。そして21日に行われた抽選会で、決勝トーナメントラウンド16でソシエダの対戦相手はマンUに決定。相手は腐ってもビッグクラブ、久保の活躍が楽しみである。