「久保のスーペルゴラッソで先勝も、イマノル監督は危険な賭け」UEFAヨーロッパリーグ 決勝Tプレーオフ第1レグ ミッティラン-レアル・ソシエダ

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EL決勝トーナメントプレーオフ、ソシエダの相手はデンマークリーグのミッティラン。初戦はアウェイでの対戦となった。ミッティランのフォーメーションは4-3-3、ソシエダも4-3-3の形だが、守備時にはブライス・メンデスが前線に上がって4-4-2の形になっている。

試合はホームのミッティランが積極的に攻め込む展開で始まる。久保には相手の左SBパウリーニョがガッツリマンマークしており、ボールが来るとインサイドハーフの選手で2人で対応、なかなか良い形でボールを持たせてもらえない。

開始わずか3分で左SBバルダがイエローカードを受け、そのFKからゴールポスト直撃のシュートを浴びる大ピンチ。しかし9分にスローインからボールを受けたブライス・メンデスが足を刈られてPKの判定、これをブライス・メンデス自身が冷静に決めてソシエダが先制する。

20分過ぎにはミッティランが連続して際どいシュートを放つが、ソシエダの23歳マレーロが横っ飛びのファインセーブでことごとく防ぐ。ここでイエローをもらっている若手のバルダを早くも下げるイマノル監督。そもそもなぜ先発で出したの。

前半26分には久保がブライス・メンデスとのコンビネーションで右サイドを崩して折り返すも、オスカルソンに届く前にクリアされる。すると31分、ようやく右サイドへ展開されたパスを受けた久保は、カットインから左足一閃、ゴール左隅に突き刺さるゴラッソが決まってソシエダが追加点。

しかしこれで、久保をマークしていたパウリーニョが攻撃参加するようになると、38分にソシエダは右サイドを崩され、ニアゾーンをソーレンセンに突かれて、折り返しをブクサに押し込まれ1点差、そのまま前半を終了する。

後半からパチェコとバレネチェア、オラサガスティを下げて、アゲルド、セルヒオ・ゴメス、スビメンディを入れるターンオーバー。これで中盤に安定感が出てソシエダがボールを握る展開になり、久保がボールを触る回数が増えてくる。5分には左からセルヒオ・ゴメスのクロスにオスカルソンがヘッドもわずかにポスト右。

しかしフィジカル勝負で優位に立つミッティランが20分に押し込み、ゴール前で連続攻撃もソシエダが何とか凌ぐ。28分にはオスカルソンに代えてオヤルサバルが入る。31分には左からの折り返しをニアで受けて早速シュートも決められない。37分には久保が相手のファールで足を痛めるも、既に5人交代しているので試合続行。

ロスタイムにはアランブルとスビメンディがわざとらしく時間稼ぎでイエローの消費、2人は次節出場停止。そしてそのままソシエダが1点差を守りきり、1-2で試合終了。ソシエダはこれで優位な立場とはいえ、スビメンディとアランブルを欠き、久保は足を痛めた状態で90分使っての第2レグは、いくらホームでも危ない賭けになったのではなかろうか。

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