「遠藤が先発で奮闘も、自分1人だけではどうにもならず」UEFAチャンピオンズリーグ リーグフェーズ第8節 PSV-リバプール

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チャンピオンズリーグのリーグフェーズ最終節。2位のバルサに勝ち点3、3位のチームには勝ち点5差を付けていて、今節に負けても2位以上の突破が決まっているリバプールは、主力9人を休ませる完全ターンオーバー、遠藤は4-3-3のアンカーで先発。対するPSVは4-4-2のフォーメーション。

試合はハイプレスを仕掛けるリバプールがやや優勢に試合を進めるが、PSVもコンパクトに守りつつ寄せが激しい。リバプールはレギュラー陣に比べるとボールを運ぶ能力が弱く、なかなかPSVの守備を突破できない。

前半26分、PSVのフェールマンが自陣PA内でトラップからクリアしようとした一瞬の隙にキエーザに飛び込まれ、後ろから蹴る形になってPK。ガクポはGKの逆にキックを決めてリバプールが先制する。

ところが、これでリバプールの守備陣が下がってしまい、35分にPSVがDFラインの裏にパスを出すと、バカヨコの切り返しにクアンサーとロバートソンの2人が見事につられてしまい、遠藤のカバーも間に合わず失点。

しかし40分、遠藤のワンタッチ浮き球パスからガクポがキープ、落としたボールをキエーザがシュート、これはGKが弾いたがエリオットが押し込んでリバプールが勝ち越し。PSVも45分に遠藤がボールを奪われ、スルーパスからサイバリに決められ同点。

さらにロスタイム5分、PSVが右へバックパスをしたボールを遠藤が追いかけてプレスをかけるが、逆にバイタルへパスを通され、左サイドをオーバーラップしたジュニオールのクロスがペピの足をかすめてゴールに吸い込まれ、PSVが逆転して前半を終了する。

後半は一進一退の攻防。19分にはロバートソンが下がって遠藤がCBに入りキャプテンマークを付ける。リバプールはキエーザやモートンがミドルを放つがGK正面、43分には5分前に投入されたDFナロがDFライン裏へ抜けた相手を後ろから倒して一発レッド、これで万事休す。

そのままPSVが試合をコントロール、5分のロスタイムもスコアは動かず3-2でPSVが勝利、2位のバルサがドローに終わったのでリバプールはリーグフェーズ首位通過が決まった。

遠藤はいつもならCBがファン・ダイクやコナテなので、安心してあちこち動いてボールを狩りに行けるのだが、この試合は両CBが受けに回ったポジション取りが多く、遠藤が動いた後のスペースを相手に利用されてしまった。攻撃でも孤立した状態でボールを受ける形が多く、ロストから失点に繋がるなど、ちぐはぐさが目立つ試合になってしまったかな。まあ今日のメンバーではしょうがない。

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