準決勝のみホーム&アウェーで行われるカラバオカップ。トッテナム対リバプールの第1戦はスパーズホームでの対戦。ここまでカラバオカップに先発していた遠藤はベンチからのスタート。スパーズのフォーメーションは4-3-3、対するリバプールは4-2-3-1。
試合の序盤はリバプールに自陣でのパスミスが多く、スパーズが結果的に押し込む展開。7分にはCKからドラグシンがシュートも、リバプールGKアリソンがファインセーブ。この流れでスパーズはベンタンクールが怪我でジョンソンが入る。
すると28分にリバプールCBクアンサーが怪我で退場、交代で遠藤がCBに入る。遠藤は急な出場だったが、DFラインを高い位置でコントロールしながらシンプルにパスを繋いでリズムを作り出す。39分には右サイドの高い位置まで遠藤が上がってソン・フンミンをカバーする。
その後はリバプールがボールを支配するも得点には至らず。前半11分あったロスタイムにカウンターからソランキが抜け出すも、遠藤がカバーしてシュートまで行かせない。そのまま前半はスコアレスで折り返す。
後半はスパーズが前からプレスをかけて来るが、リバプールはDFラインでシンプルにパスを回してロングボールでリスク回避の流れ。11分にはアリソンの持ちすぎからプレスを受けてシュートを浴びるが幸いにもゴールを外れる。
24分にはリバプールがスルーパスからヌニェスがシュートもGKに阻まれ、25分にはスパーズが右からクロスも遠藤がソン・フンミンと競り合ってクリア。1分後にはマカリスターのシュートをライン際でクリア。
31分にはDFライン裏へのパスにソランキが抜け出しゴールも、遠藤がとっさにラインを上げてオフサイドを取ったというVAR判定でノーゴール。そして後半35分、マカリスターが下がってコナテが入り、遠藤がボランチの位置に上がる。
38分にツィミカスが後ろからタックルを受けて倒れるがノーファール。するとGKからのフィードを受けたソランキに対してコナテがターンを許し、アレクサンダー=アーノルドはジョギング、遠藤が必死に戻るも間に合わず、リターンを飛び込んだベリヴァルが決めてスパーズが勝ち越し。
その後はリバプールがスパーズゴールにクロスの雨を降らせ、ロスタイム4分にはヌニェスがクロスからボレーもスパーズGKキンスキーがファインセーブ。そのままスパーズが耐えきって1-0で試合終了、まずはホームで先勝を飾った。
まあ既にサポーターからは批判はされているようだが、遠藤をボランチに上げてコナテを入れたことが裏目に出た。遠藤自身にスピードは無いけどファン・ダイクがいるし、このままCB起用で良いんじゃないかと思うのだが。攻撃では頼みのサラーにミスが多く完全にブレーキ。第2戦はリバプールのホームで戦うだけに、どこまでコンディションを上げられるか。