「ゴールやアシストが無くても”チームリーダーは久保”」スペイン・リーガエスパニョーラ第15節 レアル・ソシエダ-ベティス

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現在リーグで10位のレアル・ソシエダは、今節はホームでソシエダと勝ち点差2で9位のベティスと対戦。ソシエダのフォーメーションはいつもの4-3-3で、前線はオヤルサバル、バレネチェア、久保のラインナップ。対するベティスは4-2-3-1の形。

試合はホームのソシエダがボールを保持する流れで始まるが、ベティスはハーフラインを超えたボールに対しては激しくマンマークを仕掛け、久保には相手SBのロマン・ペローが間髪入れずに寄せてきて攻撃を繋がせてくれない。しかし6分にはそのペローのオーバーラップに久保がついて行ってボールを奪うなど、久保も決して負けていない。

すると前半14分に意外な形でスコアが動く。スローインからオーバーラップしたアイエン・ムニョスがダイレクトでクロス、オヤルサバルと競ったベティスCBディエゴ・ジョレンテのオウンゴールとなってソシエダが先制する。

その後はベティスが反撃を仕掛ける時間帯になるが、前半27分に久保のアウトでのパスを受けたオヤルサバルが出した足をペローに引っ掛けられ、VARでPKと判定される。これをオヤルサバル自身がGKの逆を取るキックを決めてソシエダが追加点。

ベティスは当然ながら反撃を仕掛けるが、後半4分にはエザルズーリとのデュエルで久保がボールを奪うなど、ソシエダは前節のバスク・ダービーとは違って守備への切り替えが早くてベティスに決定機を与えない。後半6分には、自陣右サイドでボールを受けた久保がドリブル、マークをフェイントで交わしてオヤルサバルにパスもオフサイド。

ベティスはその後もボールを支配するが、ソシエダの守備を突破してゴールを狙うようなシーンはほとんど作れず。そのまま3分のロスタイムもソシエダがきっちり守りきって2-0で試合終了。これでソシエダはベティスを逆転してリーグ9位に浮上した。

久保は直接のゴールやアシストは無かったが、これまでとは違ってポゼッションが苦しい場面でも久保にボールが集まり、久保は確かなトラップと巧みなボールキープでほとんどボールロストが無く、献身的な守備とボール奪取と獅子奮迅の働き。完全にチームの主軸としての地位を確立したのは間違いない。

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