現在チャンピオンズリーグのリーグフェーズ3試合を終えて8位のスポルディングCPは、ホームで3位のマンチェスター・シティと対戦。
スポルディングはおなじみ3-4-2-1のフォーメーションで、前線はギェケレシュ、ペドロ・ゴンサウヴェス、トリンコンの3トップで、守田はダブルボランチの左で先発。シティは4-3-3の形で、前線はハーランド、マテウス・ヌニェス。サヴィーニョの並び。
試合はいきなり前半4分、DFからパスを受けた守田がボールを奪われ、そのままフォーデンにゴールを決められスポルディングがあっさり失点、これはシティの楽勝ペースになるかと思われたが、8分にスポルディングはカウンターから完全にギェケレシュが抜け出しループシュート、これはGKエデルソンが正面でキャッチ。
このチャンスからスポルディングはやや落ち着きを取り戻し、5-2-3の形でコンパクトに守り、ボールは支配されるが最後の場面で体を張って失点を許さない。27分にはハーランドがファーでヘディングしたシュートはギェケレシュがクリア、31分にはフォーデンのクロスにハーランドがボレーもGKイスラエルが弾く。
スポルディングにとっては、このまま前半1失点ならラッキーな流れだったが、38分にWBケンダから一発のパスでギェケレシュが抜け出し、ビュジーのカバーも振り切ってエデルソンの逆を取るゴールを決めて同点。45分にはパスカットして抜け出そうとした守田をコバチッチが倒してイエローカード。
後半開始直後、左サイドでペドロ・ゴンサウヴェスが上手い切り返しからドリブルで切れ込み、スルーパスに抜け出したアラウーホがエデルソンの股間を抜くシュートを決めてスポルディングが勝ち越し。直後にカウンターから抜け出したトリンコンをグヴァルディオルが倒してPK、これをギェケレシュが決めて3点目。
21分に、ベルナルド・シウバがPAに走り込んでのシュートをブロックしたディオマンデの腕に当たったというVAR判定でPK。しかしハーランドのキックはクロスバーに当たってゴールならず。そして29分に守田、マテウス・レイス、アラウーホが下がってスポルディングは逃げ切り体制。
シティはドク、ギュンドアンと攻撃的な選手を投入するが、24分にセカンドボールを拾って左サイドを突破しようとしたカタモを、マテウス・ヌニェスが倒してイエロー&PK、今度はギェケレシュが左に決めてハットトリック。そのままスコアは4-1で試合終了、スポルディングは一気に2位へ浮上、逆にシティがまさかの公式戦3連敗で10位に交代した。
いくらバロンドールのロドリが欠場しているとは言え、シティはあまりにもカウンターでやられ過ぎ。ベルナルド・シウバ、フォーデン、コバチッチの中盤ではさすがに無理があった。それでもハーランドが決めるべきところで決めていれば勝ってたと思うが、この試合に関してはギェケレシュに軍配が上がったというところか。
守田については、最初の失点につながるミスはあったが、その後はいつものように上手く攻守でバランスを取るプレイに終始。目立ちはしなかったが、しっかり勝利に貢献する働きを見せたといえる。