「久保がまさかの左サイド起用、それでも右足でカットインプレイ」UEFAヨーロッパリーグ リーグフェーズ第3節 マッカビ・テルアビブ-レアル・ソシエダ

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ヨーロッパリーグではリーグフェーズ2試合を経過して未だ勝ち点1に留まっているレアル・ソシエダは、イスラエルのマッカビ・テルアビブとアウェイで対戦。ここまでELはベンチスタートだった久保は、4-3-3の左ウイングで先発。トップはサディクでオヤルサバルが右に入る前線。対するテルアビブは4-2-3-1のフォーメーション。

試合はソシエダがややボール支配で上回る流れになるが、久保などサイドの選手にボールが入ると、すぐに1人、2人とプレスをかけて来てなかなか自由にプレイをさせてもらえない。12分には相手のカウンターを後ろから久保が倒してイエローカード。

17分、久保のカットインクロスからの流れでようやくサディクがシュート。19分には久保が中へ切れ込むドリブルからCKを得ると、ブライス・メンデスのキックに飛び込んだパチェコがヘディングを叩き込んでソシエダが先制する。

このあたりから、久保は左サイドから離れて中央や右サイドでプレイする機会が増える。44分には左でサイドチェンジを受けた久保が角度のないところからシュートもGKが弾く。ロスタイム3分には久保がカウンターからドリブルしながらキープをして時間を稼ぎ、前半を終了する。

後半の立ち上がりはテルアビブがハイプレスを仕掛け、何度か危ないシュートを浴びる展開。13分には久保がインナーラップからクロスも相手がクリア。14分に左のCKからサディクが押し込んだがVARでオフサイドの判定。しかし19分、久保のドリブルは倒されたがこぼれ球を右に展開、ベッカーのクロスをセルヒオ・ゴメスが押し込んで今度こそ追加点。

25分には相手のパスを久保がカット、そのまま中へ持ち込んで右足シュートもゴール左に外れる。30分には久保が下がってバレネチェアが入る。37分にテルアビブにクロスからヘディングを決められ1点差に迫られるが、43分にダビダが2枚目のイエローで退場、これでテルアビブの勢いが落ちてそのまま1-2で試合終了。これでソシエダはプレーオフ圏の17位に浮上した。

まさかの左サイドで起用された久保は、プレイが縦突破からの左足クロスに偏るかと思われたが、左でも右にカットインしてから右足でシュートするなど、あえて右サイドの場合と同じプレイスタイルだったのが興味深かった。左右どちらでも行けるようにするチームの狙いなのか、個人的な課題の解消なのか、久保自身の意図を聞いてみたいところである。

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