「久保と古橋が合体してくれないものか」スペイン・リーガエスパニョーラ第9節 レアル・ソシエダ-アトレティコ・マドリー

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前節のヨーロッパリーグは、久保が後半のみの出場でアンデルレヒトに敗戦と、完全にリーグに集中した体制になっていながらも14位に沈んでいるレアル・ソシエダ。今節はホームでリーグ4位の強豪アトレティコと対戦。

久保は4-3-3の右ウイングで先発、1トップがオヤルサバル、左はベッカーのスタメン。対するアトレティコは2トップがアルバレスとグリーズマンの5-3-2のフォーメーションでスタート。

試合はいきなり前半1分に動く。浮いたパスから前線に飛び出したグリーズマンが足元に収めてヒール、これをアルバレスがスベルディアの股間を抜くシュートを決めて、アトレティコがあっという間に先制する。これでグリーズマンが右SHに下がってアトレティコは5-4-1の形になる。

監督の指示なのか、久保は代表と違って右に張りっぱなしのポジションだが、常にハビ・ガランの監視を受けてボールが回ってこない。逆サイドのベッカーが何度も攻撃に絡むがチャンスを作れない。13分にはソシエダがCKから連続シュートもGKオブラクに沮まれる。

15分頃から、久保は我慢の限界に達したか中に入ってプレイするようになり、右SBのアランブルや、対面のハビ・ガランが久保の開けたスペースに出てきて試合展開に動きが出始める。30分頃から、ようやく久保にボールが集まるようになり、34分にはハビ・ガランを抜いてクロスも味方と合わず。

40分にはハーフライン付近からドリブルを開始、3人が付いてきたが2度のフェイントで交わしてクロスも中とは合わず。42分にはスチッチのパスを受けてハビ・ガランをカットインで交わしてニアにシュートもオブラクがセーブ。

後半開始早々、久保が受けたファールからFK、壁に当たってこぼれたボールを久保が右足でシュートも大きく右。直後に久保が足でボールを浮かせたプレイでファールを受けてFKもクリアされる。後半は防戦が続くアトレティコも、13分にカウンターからグリーズマンのアーリークロスをモリーナがボレーも枠外。

ソシエダは16分にベッカーに代えてバレネチェアを投入。21分には久保が相手をスクリーンしてのパスをスチッチがクロス、バレネチェアがヘッドもオブラクがキャッチ。残り20分になると、アトレティコは自陣にブロックを作って逃げ切る体制。

35分、ハビ・ガランのプレスをカットインで交わした久保が引っ張られ、ハビ・ガランにイエローカード。そして39分、左サイドでオヤルサバルが相手のボールをカット、折り返したボールをスチッチがダイレクトでゴラッソを叩き込んで、ソシエダが土壇場で同点に追いつく。

後半39分には、久保が右から左に切れ込みながらシュートのタイミングを狙うが結局打てず、ロスタイム1分にはカウンターから久保がカットイン、左足シュートはわずかにポスト左。その後もソシエダが攻め続けるが試合はそのまま1-1のドローで試合終了。ソシエダはこれで15位と一歩後退した。

一時に比べると試合内容は向上しているが、依然としてオヤルサバルが本来の調子に無く、久保が点を取らないと勝てない状況。久保も相変わらずシュートで力むところや、1度の動きでボールが来ないと諦めてしまう課題は変わらず。セルティックの古橋が合体すればスーパースターになれるのになあ(笑)。

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