今期は1勝2分4敗と低迷しているチーム同士の対戦。ソシエダのフォーメーションは4-3-3で、久保は右ウイングで先発。1トップはオヤルサバルで、左ウイングがバレネチェア。対するバレンシアは4-4-2の形。
試合開始からはアウェイのバレンシアが押し気味の展開で始まったが、8分にスビメンディの展開からセルヒオ・ゴメスが折り返し、オヤルサバルがスルーしたボールを久保が押し込んでソシエダが5試合ぶりのゴールを決めてソシエダが先制する。
13分には久保の細かいドリブルで2人を引き付けて突破するなど、久保を筆頭にソシエダ全体がこれまでの試合には無かった意欲とキレを感じさせる立ち上がり。20分ごろからソシエダのペースが落ち着き、バレンシアが攻める時間も増えてくる。26分にはCKからフリーでヘッドを食らうがGKレミロが防ぐ。
32分には久保がワンツーからカットイン、ラストパスをバレネチェアが巻いたゴールを狙うがわずかにポスト右へ。34分には久保が溜めてカットインから今度はシュートも味方に当たる。45分、久保がPA内でカットインからファーを狙ったがポスト左に外れてしまう。
後半序盤はバレンシアが勢いを見せ、9分には強烈なミドルを浴びるがレミロがファインセーブ。12分にはカウンターから久保がシュートも相手に当たる。15分にはバレネチェアとオヤルサバルが下がって、トゥリエンテスとオスカールソンが入る。
30分にはスビメンディのスルーパスをハビ・ロペスが折り返し、オスカールソンがGKと交錯したこぼれ球をフリーのトゥリエンテスが押し込めない。ようやく35分、セルヒオ・ゴメスがロングボールを上手く収めてブライス・メンデスの飛び出しにパス、折り返しをオスカールソンが押し込んでソシエダが追加点。
後半40分には久保がお役御免。後半ロスタイムには高い位置でパスカットからブライス・メンデスが飛び出し、今度は左からの折り返しをオスカールソンが押し込んでダメ押しの3点目、そのまま3-0で試合終了。低迷していたソシエダが6試合ぶりの快勝を飾った。
ソシエダはスチッチとセルヒオ・ゴメスがフィットし始め、オスカールソンが②ゴール、ブライス・メンデスが復帰と、オヤルサバルの存在感は相変わらず薄いが、ようやく戦力が整ってきた感がある。久保も右SBアランブルとのコンビが向上、守備が安定しているので久保の負担が減っているのも大きい。ここから反攻開始と行きたいね。