4試合を経過して6位につけているブライトンは、前節でリバプールを破って勢いに乗るノッティンガム・フォレストとホームで対戦。
ブライトンのフォーメーションは4-2-3-1で、1トップがウェルベック、2列目が三笘、リュテル、アディングラで、左SBには5ヶ月ぶりにエストゥピニャンが怪我から復帰した。対するノッティンガムも同じ4-2-3-1の形。
エストゥピニャンは積極的にオーバーラップを仕掛け、その分三笘がインサイドに入る形が多い。10分には三笘が絡んで最後はアディングラがシュートもゴール左に外れるチャンス。
しかし12分、ノッティンガムがカウンターからハドソン=オドイーがPA内でバレバに倒されPKの判定。これをウッドがゴール左にきっちり決めてノッティンガムが先制する。その後はブライトンがボールを支配するが、三笘が相手右SBアイナにマークされている分、エストゥピニャンが攻撃参加する形が目立つ。
28分には三笘が自陣に戻ってのスライディングでチームを救う働き。31分にはようやく三笘がサイドの高い位置でボールを受け、右足アウトのクロスをファーに送ったが味方と合わず。
ようやく43分、三笘のクロスが流れたボールからファン・ヘッケがクロス、これをヒンシェルウッドがヘディングを決めてブライトンが同点に追いつく。44分には右サイドでボールを受けた三笘がドリブル、PAに入ろうかというところで倒されFK、これをウェルベックが直接叩き込んでブライトンが逆転。
後半早々、ファン・ヘッケのサイドチェンジに三笘がダイレクトでカットイン、このボールをニコ・ウィリアムズがハンドでイエローカード。5分には三笘のパスを受けたウェルベックが相手を交わしてシュートもGKセルスがギリギリで防ぐ。9分にも三笘のクロスにボレー、11分にも三笘の折り返しにウェルベックがシュートというチャンス。
ブライトンが押し込んで決めきれない中、後半26分にブライトンのオフサイド崩れでジョタが抜け出し、折り返しをソサが押し込んでノッティンガムが同点。37分にはジョアン・ペドロに激しいタックルをかましたギブス=ホワイトに2枚目のイエローで退場処分。
終盤は三笘が左サイドに張って基点になる場面がいくつもあったが、固く守る相手を崩しきれずそのまま2-2で試合終了。ブライトンは数的優位を活かせずホームで勝ち点1の獲得に終わり、リーグ7位に順位を落とす結果になった。
今までのブライトンは、左サイドで三笘が孤立する場面が多かったのだが、この試合はエストゥピニャンが再三オーバーラップで攻撃に絡んで厚みは増したが、三笘が相手のマークを引き受けている分、かえって目立たなくなってしまった。右サイドのアディングラも決め手に欠け、ボランチも守備が安定しない。どうせなら伊東純也と遠藤航を取ってくればいいのに(笑)。