「ナイジェリアをサイドから攻略、前回王者スペインに挑む」U-20女子W杯コロンビア ベスト16 日本-ナイジェリア

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現在開催中の、U-20女子W杯コロンビア大会。テレビ放送は無いけどFIFA+で無料視聴が可能、しかも過去のフルマッチ映像まで見られる至れり尽くせりだったので、日本がナイジェリアと対戦したベスト16の試合を見てみた。

日本は4-4-2、ナイジェリアは4-2-3-1のフォーメーション。日本はナイジェリアのリーチとフィジカルに苦しみ、ビルドアップでなかなかボールを運べず、縦パスもポストプレイが安定せず良い攻撃が作れない。

しかしナイジェリアも攻撃が雑で、せっかくボールを奪っても簡単にパスミス、適当なクロスでシュートまで持ち込めない。そしてナイジェリアの4バックは横からのボールに対してウォッチャーになりがちで、何度も日本のアーリー気味のクロスに反応が遅れる場面を作ってしまう。

案の定前半33分、左サイドでオーバーラップした氏原がファーへクロス、右サイドから飛び込んできた松永に、ナイジェリアのSBが気づかず対応が遅れ、松永がフリーでヘッドを叩き込む。

後半に入って序盤はナイジェリアが押し込むが、日本は何とか耐えて10分ごろにはペースを取り戻す。そして20分には、相手のミスから高い位置でボールを奪い、右サイドを抜け出した笹井の折り返しをニアで松窪が潰れ、流れたボールを土方が押し込んで追加点。

その後はナイジェリアが反撃するも日本はカウンターから攻め込み、2度もシュートをクロスバーに当てるなど、とどめを刺す機会はあったがものに出来ず。

逆に後半ロスタイム1分、ナイジェリアにPA左へ抜け出され、折り返しをショボワレに押し込まれて1点を返されるが、残り6分のロスタイムを何とか守りきって試合終了。ベスト8ではディフェンディングチャンピオン、スペインとの対戦となった。

日本は飛び抜けたタレントの選手はいないものの、全体的に走力と技術のバランスが取れているのが強みか。男子A代表と同様に、サイドからの崩しが日本の生命線だと思うので、スペイン相手にどれだけサイドで先手を取れるかが鍵になりそうだ。

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