「デゼルビ率いるマルセイユに伊東と中村が挑む」フランス・リーグアン第2節 マルセイユ-スタッド・ランス

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開幕戦はホームでリールに敗れたスタッド・ランスは、2節目で今期からデゼルビ監督が就任したマルセイユとアウェイで対戦。ランスのフォーメーションは4-3-3で、1トップがディアキテ、両ウイングが中村敬斗と伊東純也。対するマルセイユは4-2-3-1の形。

試合は意外にも、アウェイのランスがしっかりボールを繋いで攻撃を組み立てる立ち上がり。伊東が右サイドに張っているのに対し、中村はインサイドに入ってSBのアキエメが高い位置を取っているのが特徴。マルセイユは時折ブライトン式のダイレクトパスを見せるのだが、どうにもぎこちない。

しかし10分を過ぎるとマルセイユのハイプレスが機能しだし、ランスはジリジリと自陣に押し込まれる流れ。それでも何とかランスは耐えていたのだが、25分に右サイドでメルランが抜け出し、折り返しをフリーになっていたアリがダイレクトで合わせてマルセイユが先制する。

ランスも反撃に出るのだが、30分にマルセイユはシュートからGKディウフが弾いたボールをワイが反応するも枠外、38分にはアーリークロスをワイがヘッドもGKがキャッチと、追加点の決定機をものに出来ない。

41分にはランスも右サイドで中村がボールをキープ、伊東に渡してクロスもアキエメが競り勝てずゴールならず。44分にはマルセイユのカウンターからワイがシュートもまたディウフの体に当ててゴールならず。45分にもグリーンウッドの仕掛けからシュート、ディウフが弾いたボールをまたワイが決められず。

後半3分、右サイドにディアキテが流れてボールを受け、折り返しを中村がシュートも大きくバーの上。5分にも伊東からのパスを受けた中村が切り返しからシュートもGKが防ぐ。しかしそのCKからこぼれ球をアキエメが豪快に決めてランスが同点に追いつく。

さらに後半10分、中村からのパスを受けたフォファナが左サイドを突破、中へ切れ込んでマークを交わすと、角度の無いところからゴールを決めてランスが勝ち越しに成功する。14分には伊東、中村と立て続けに敵陣でボールを奪うがシュートまで行けず。

マルセイユはカウンターから決定機が2度あったが決められず、しかし17分にメルランのシュート性のクロスをディウフがファンブル、それをグリーンウッドに頭で押し込まれてマルセイユが再び同点。

その後はマルセイユが勢いを見せるが、35分に伊東のアーリー気味のクロスはぎりぎり相手がクリア。44分には中村が下がってランスは守り切る体勢。ロスタイム7分も、何とか最後までマルセイユの猛攻をしのいでドロー、ランスはアウェイで貴重な勝ち点1をゲットした。

中村と伊東が先発した試合は、どちらかが活躍するイメージだったのだが、この試合は個の力で抑えられてしまった印象。でもその分、守備で勝ち点1の獲得に貢献したと言えるのではないだろうか。

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