「天敵アメリカに健闘も、ロッドマン娘のゴラッソに沈む」パリ五輪サッカー女子 準々決勝 日本-アメリカ

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男子と同様に、アメリカという優勝候補との対戦となった準々決勝。日本のスタメンはGK山下、DF古賀、熊谷、南、MF北川、長野、長谷川、守谷、シャドーが清家、藤野、1トップが田中の3-4-2-1。アメリカは4-3-3のフォーメーション。

試合はアメリカがボールを支配する流れで始まる。日本はコースを消す守備をするのだが、局面でゴリゴリと個人能力で突破され、ボールを奪っても起点を潰されて良い攻撃をなかなか作れない。

前半25分、清家が単独のドリブルで粘ってキープ、PAすぐ外でファールをもらってFKのチャンスを得るが、長谷川のキックは跳ね返される。35分には左からボールを進めて田中がPA内でパスを受けて切れ込んでシュートもGKがキャッチ。

前半36分、日本は長谷川のキープから相手のクリアを拾った守谷がシュートも、ゴールは枠を捉えられず。日本は初めての決定機をものにできない。その後も日本は劣勢ながらも集中力を切らさず、前半をスコアレスで折り返す。

後半から、日本は左シャドーの清家に代えて浜野を投入。5分には守谷の攻撃参加から良い形を作るが、クロスは相手がクリア。その後もアメリカペースが続き、25分に日本は田中に代えて植木を投入、直後に長谷川の飛び出しからクロスは植木が入り込めず。

35分には右サイドでパスを繋いで最後は長谷川がシュートも大きくバーの上。その直後に浜野が下がって宮澤が入るが、そのままスコアは動かず試合は延長戦に突入。ここで日本は古賀に代えて高橋を投入。

延長前半6分、日本は宮澤が相手PA内でボールを奪ってシュートもサイドネット。その後も日本は上手くリスクをコントロールしてはいたのだが、延長前半15分にロッドマン娘が右サイドでボールを受けると、北川がポジションを迷っている間にカットインからゴールを決められアメリカにリードを許す。

日本も延長後半はアメリカを押し込んで何度かシュートチャンスは作るが、アメリカもカウンターから決定機を作る。日本は最後に千葉がシュートも大きくラインを割り、そのまま0-1で試合終了。男子に続いて女子もベスト8での敗退となった。

これまでのような手も足も出なかったアメリカ戦では無かったが、今大会を通じて日本には点を取れるタレントがおらず、唯一それを持っていた谷川が怪我でベンチ外、期待された長谷川や長野も存在感が無く、総じて小粒さを感じたチームで、どのみちメダルは遠かったように思う。ここから先は、個人のブレイクに期待するしか無いね。

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