スペイン、ブラジル、ナイジェリアが入ったグループCで戦うなでしこジャパン、パリ五輪の初戦は世界ランキング1位のスペイン。
日本のスタメンはGK山下、DF古賀、熊谷、南、清水、ボランチが長谷川、長野、2列目が清家、藤野、宮澤、1トップが田中の4-2-3-1、対するスペインは4-3-3のフォーメーション。
試合はスペインがボールを支配するも、日本は3分に高い位置でボールを奪って藤野がシュート、これはスペインGKがナイスセーブ。11分にはPAのすぐ外で田中が倒されFK、これを藤野がゴール右上に直接決めて日本が先制する。
その後は当然スペインがボールを支配、日本は何とか耐えていたが、22分にPA左から短いスルーパスに抜け出したボンマティに決められスペインが同点に追いつく。そこからは日本が完全に押し込まれて自陣で何とか跳ね返す苦しい展開が続くが、GKを中心として粘り強く守り、何とか前半を1-1のドローで折り返す。
前半を何とか無失点で折り返した日本は、後半から清家に代えて浜野を投入、田中を1トップにした5-4-1の形にフォーメーションを変更、スペインのサイドを封じる策に出る。
日本は後半5分にFKから右へ大きなサイドチェンジ、折り返したボールを最後は17がシュートもGKがキャッチ。21分には日本は清水が怪我でプレイ続行不可能、高橋が入るアクシデント。
すると後半29分、左サイドでカルデンティがボールキープからボンマティにパス、中へ入ったカルデンティがワンツーで受けてゴール右にシュート、これが決まってスペインが逆転する。日本は後半35分に田中に代えて千葉を投入。
リードを許した日本はラインを上げて攻勢に出ようとするが、スペインのDFライン裏を狙うパスに精度を欠いて決定機が作れない。そして終盤は再びスペインに押し込まれる。ロスタイムにはPA内で藤野がキープする場面を作るが、最後までシュートには行けず1-2で試合終了。男子とは逆に初戦を落とすスタートになった。
まあ正直、力の差があり過ぎて負けたのはしょうがないけど、せっかくFKで先制できた幸運を最後までキープして欲しかったね。推進力のある遠藤が怪我でいないのも痛かった。とにかくブラジルとナイジェリアに勝って決勝トーナメントへ進出するのみである。