「イングランドを救うベリンガムの奇跡的なバイシクルシュート」EURO2024 ベスト16 イングランド-スロバキア

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イングランドはケインの1トップに、2列目がフォーデン、ベリンガム、サカ、ボランチにライスとメイヌーが入った4-2-3-1。対するスロバキアは4-3-3のフォーメーション。

イングランドは試合早々にグエイがイエローカードをもらい、5分には左サイドを突破されてのシュートはわずかにポスト右、12分にも同じ形からシュートを打たれるがライン際でクリア、17分にはベリンガムもイエローと厳しい展開。

スロバキアは守備ではラインを高く上げ、攻撃でもSBが高い位置を取って主導権を握る攻撃的なサッカー。すると25分、ロングボールを1トップのストレレツがキープ、落としたボールに走り込んだシュランツが決めてスロバキアが先制。

その後もイングランドが圧倒的にボールを支配しながらスロバキアの守備を揺さぶれず、セットプレイは山のようにゲットするもスロバキアに跳ね返されるおなじみの展開。後半5分にカウンターからフォーデンが決めたかに見えたがVARでオフサイドの判定。

さらに後半10分には、センターライン付近でストレレツがイングランドDFのパスをカット、GKピックフォードが前に出ていてがら空きのゴールにロングシュートも枠を外れ、これが決まっていたらイングランドの敗退が決定的になっていたかもしれない。

イングランドは22分にパーマーを投入、23分にはFKからケインがドフリーでヘッドも枠に飛ばせず。35分にライスのミドルがゴールポスト、跳ね返りをケインが合わせるも枠外と、イングランドはことごとく決定機をものに出来ない。

39分にメイヌーに代えてエゼを入れ、イングランドはワンボランチにしてさらに攻撃を強める。しかしスロバキアも粘り強く守り、このままイングランドが敗退するかと思われた後半ロスタイム5分、ロングスローからベリンガムがまさかのバイシクルシュートで同点に追いつく。

そして試合は延長戦に突入、すると1分にFKからエゼがシュート、これをトニが頭に当てて、浮いたボールをケインがヘディングで押し込みイングランドが勝ち越しに成功。スロバキアも延長前半終わりごろ、クロスにペカリークが飛び込むも枠外のチャンス。

延長後半は当然スロバキアがイングランドを攻め立てるが、イングランドはベリンガムを下げてコンサを入れ、5バックで守備硬め。そして試合はそのままスコアは動かず2-1で試合終了、イングランドが劇的な勝利でベスト8に進出した。

今期はレアル・マドリーで何度もチームを救う劇的なゴールを挙げて来たベリンガムが、ようやく代表でもその真価を発揮したというところか。このままベリンガムが優勝までいざなってくれるのか注目である。

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