「絶体絶命のウクライナ、後ろ向きのボールめっちゃトラップゴールで逆転勝利」EURO2024 グループE スロバキア-ウクライナ

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初戦でベルギーを破って金星を挙げたスロバキアは、2戦目でルーマニアに大敗して崖っぷちのウクライナと対戦。スロバキアは4-3-3のフォーメーションで、ウクライナは4-2-3-1の形。

試合はスロバキアがラインを上げてハイプレス、ウクライナは自陣で守ってカウンターの流れで始まる。11分にはウクライナのゴール前で浮いたこぼれ球を、スロバキアのシュランツがボレーの決定機はウクライナGKトルビンが防ぐ。しかし18分、スローインからの流れで、ファーに上げたクロスをシュランツが頭で押し込みスロバキアが先制する。

23分にはカウンターからムドリクがミドルも大ホームラン。28分にPA内でドフビクがダブルタッチからシュートも間一髪スライディングでクリアされる。34分にはPA右からティムチクがシュートもクロスバーと、36分にはムドリクが左サイドを抜け出しGKドゥブラフカと1対1も止められるなど、ウクライナが猛攻もなかなかゴールを割ることが出来ない。

後半も序盤はスロバキアが押し込む展開で始まるが、6分にウクライナは左サイドの突破からドフビクがフリーでヘッドもうまくヒットせず。しかし9分、左からの折り返しにシャプレンコが中でうまく合わせてウクライナが同点に追いつく。

その後は一進一退の攻防で膠着状態。ようやく29分にウクライナはカウンターからラストパスを受けたムドリクがシュートもゴールポスト。すると後半35分、ウクライナは右サイドからの浮き球パスに途中交代で入ったヤレムチェクが抜け出し、上手くつま先でトラップしてGKの足元を抜いて押し込み、ウクライナが逆転する。

スロバキアは当然反撃、サイドから徹底して攻めるがロスタイムのCKからヴァヴロがフリーでボレーもヒットせず。そのままウクライナが2-1で逃げ切って勝利、これでグループEは3チームが勝ち点3で並び、またベルギーは勝ち点ゼロで最下位という、さらにカオスな状況に陥ってしまった。

ウクライナの執念がスロバキアを上回った試合だったのは確かだが、ちょっとスロバキアはメンタル的に守りに入ったのか、ベルギー戦のような統率されたプレッシングが見られなかったのは残念だった。ウクライナの最終戦ばベルギーが相手、果たしてジャイアントキリングなるのだろうか。

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