ミッドウィークに行われた、リーグアン第32節順延分の試合。11位のスタッド・ランスはECL争いをしているマルセイユとホームで対戦。スタッド・ランスは4-3-3のフォーメーションで、3トップはディアキテ、中村敬斗、伊東の並び。対するマルセイユは3-1-4-2の形。
試合はマルセイユがボールを支配する中、いきなりディアキテのポストからムネツィがゴールを決めたかに見えたが、ディアキテがオフサイドの判定でノーゴール。17分には伊東が右サイドで縦パスを受け、ドリブルでマークを振り切ってシュートもGKがセーブ。
その後はマルセイユにボールを支配され、特に中村はほとんど守備に下がってボールを触らせてもらえない。25分にはワンツーからサールが抜け出すも、ランスGKディウフが体に当てて決定機を防ぐ。
27分には自陣で伊東が巧みなキープからカウンター、その後のCKからこぼれ球を伊東がストレート性のクロスも、スライスがかかってラインを割る。31分にはやっと中村にサイドチェンジが通り、マークを剥がしてドリブルから折り返しもシュートまで行けず。
すると前半32分、ランスはピッチ中央でのFKから中村がダイレクトで低いクロス、これにムネツィと中村が飛び込み、最後はムベンバのオウンゴールを誘発してランスが先制する。37分には中村がステップから巻くシュートもポストをかすめる惜しいチャンス。
後半2分には、中村が左からシュート性のクロスもわずかにポストの右。8分には中村が右へ抜け出して折り返し、中村がシュートも相手に当たる。その後はマルセイユが再びボールを支配、25分にはルイス・エンリケが抜け出してGKと1対1も、またディウフが足1本で止める。30分には中村敬斗がお役御免。
39分には、伊東の芸術的なヒールでのフリックからボージャンが完全に抜け出すが、まさかのダフリでせっかくのアシストがフイになってしまう。しかしこのプレイでランスが盛り返し、その後は一進一退の流れ。ロスタイムはマルセイユがパワープレイも、ランスは最後まで耐えきって試合終了。マルセイユはこれで欧州戦への出場権がかなり厳しくなってしまった。
伊東純也はキレキレ、メディアのMOMに選出される大活躍。アシスト王を争っているのに、1つはオウンゴールになってもう1つはシュートミスで2つのアシストがパーになったのが残念。中村はあわやスーパーゴールのシュートはあったが、判断が遅い場面もちらほら。でも以前に比べると守備で頑張れるようになって来たかな。チームは中位で終わりそうなので、両名ともに来期はステップアップを期待したい。